NGその1.熱いお湯を使って掃除する
頑固な汚れは、お湯を使うとかんたんに落ちそうな気がします。しかし、陶器で作られている便器に熱湯を流すのは絶対にNGです。
便器に使われている陶器は少し特殊。膨張しやすく熱が弱いため、温度差で便器が割れる恐れがあります。
詰まりの改善やお手入れでお湯を使う場合は、60℃が限度です。沸かしたばかりの熱いお湯の使用は避けましょう。
NGその2.お掃除シートをまとめて流す
トイレ用お掃除シートは、便器はもちろん便座や床・壁など、トイレ中をお手入れできる便利なグッズです。
ただ、問題なのは使った後。トイレに流せるタイプのシートであっても、複数枚まとめて流してはいけません。水解性があっても、一気に流すと詰まりの原因になります。
流す際は必ず1枚ずつ、水が溜まったことを確認してから順に流しましょう。水の流れが悪い場合は、トイレには流さず可燃ごみとして処分すると安心です。
NGその3.フッ素入りの洗剤を使う
防汚加工が施されているトイレの場合、市販のフッ素入り洗剤は使用できません。
フッ素入りの洗剤を使うと、トイレの防汚加工がコーティングされるため、もともとの防汚効果が得られなくなってしまいます。
古いトイレなど、もともと防汚効果のないトイレには有効ですが、もともと防汚加工が備わっている場合は使用を避けましょう。
防汚効果の有無については、各メーカーの表示を確認してください。
うっかり間違いは避けて
トイレ掃除に関しては、掃除方法はもちろんお手入れグッズも多いです。
そのため、「知らずにやってた……」という方もきっといるはず。間違った掃除方法を続けると、便器の寿命が縮まりかねません。
ぜひ今一度、ただしい方法でお手入れできているかどうか確認してみましょう。