「便器」の寿命が縮む。意外と知らない“3つのNG掃除”

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2024.09.03

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日使うからこそ、こまめにお手入れしたいトイレの便器。もしかすると、いつものお手入れ方法に誤りがあるかもしれません。ここでは、意外と知らない「便器のNGな掃除方法」をご紹介します。

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NGその1.熱いお湯を使って掃除する

熱湯出典:stock.adobe.com

頑固な汚れは、お湯を使うとかんたんに落ちそうな気がします。しかし、陶器で作られている便器に熱湯を流すのは絶対にNGです。
便器に使われている陶器は少し特殊。膨張しやすく熱が弱いため、温度差で便器が割れる恐れがあります。
詰まりの改善やお手入れでお湯を使う場合は、60℃が限度です。沸かしたばかりの熱いお湯の使用は避けましょう。

NGその2.お掃除シートをまとめて流す 

トイレの便座をお掃除シートで拭く出典:www.photo-ac.com

トイレ用お掃除シートは、便器はもちろん便座や床・壁など、トイレ中をお手入れできる便利なグッズです。
ただ、問題なのは使った後。トイレに流せるタイプのシートであっても、複数枚まとめて流してはいけません。水解性があっても、一気に流すと詰まりの原因になります。
流す際は必ず1枚ずつ、水が溜まったことを確認してから順に流しましょう。水の流れが悪い場合は、トイレには流さず可燃ごみとして処分すると安心です。

NGその3.フッ素入りの洗剤を使う

水回りに使えるフッ素入りの洗剤

防汚加工が施されているトイレの場合、市販のフッ素入り洗剤は使用できません。
フッ素入りの洗剤を使うと、トイレの防汚加工がコーティングされるため、もともとの防汚効果が得られなくなってしまいます。
古いトイレなど、もともと防汚効果のないトイレには有効ですが、もともと防汚加工が備わっている場合は使用を避けましょう。
防汚効果の有無については、各メーカーの表示を確認してください。

うっかり間違いは避けて

トイレ掃除に関しては、掃除方法はもちろんお手入れグッズも多いです。
そのため、「知らずにやってた……」という方もきっといるはず。間違った掃除方法を続けると、便器の寿命が縮まりかねません。
ぜひ今一度、ただしい方法でお手入れできているかどうか確認してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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