じつは時短洗濯はNG!「洗濯の効率」を上げたいときにやってほしい“3つのこと”

家のこと

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2024.09.13

4児の母で洗濯研究家の平島利恵です。仕事、家事、育児に追われる毎日、少しでも時間を節約したいですよね。特に家事の中でも「洗濯」は、毎日欠かせない作業の一つ。皆さんも、「いかに早く、楽に洗濯を終わらせるか」に頭を悩ませているのではないでしょうか? でも、ちょっと待ってください。時短のための”ある工夫”が、逆に損をしている可能性もあるんです。

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時短洗濯で"損する"3つのポイント

洗濯において「時短」と聞くと、スピードコースを選んだり、すすぎの回数を減らすことを考える方も多いでしょう。でもそれで短期的に時間を節約できても、長期的には逆効果になることがあるんです。

1.時間・コスト・手間が増える

洗い直しで損する洗濯に

スピードコースやすすぎの回数を減らすと、汚れや洗剤が十分に落ちず、洗濯後に臭い・シミが残ることがあります。「せっかく洗ったのに臭う」「シミが取れない」という状況では、結局手洗いや洗い直しが必要となり、余計な手間が増えます。また、それにより衣類が傷んでしまうと、新しい服を買わなければならない……結果的にコストも増加します。

2.衣類の寿命が短くなる

服の寿命が短くなる損する洗濯に出典:www.photo-ac.com

洗濯機に衣類を詰め込みすぎたり、すべての洗濯物をまとめて洗うと、摩擦が増え、服が毛羽立ったりシワになってしまいます。Tシャツの襟元が伸びたり、ニットが傷んだりすると、お気に入りの服がすぐに着られなくなることも。正しくケアをしないと、衣類の寿命が短くなってしまいます。

3.精神的ストレスが増える

精神的ストレスが溜まる損する洗濯に出典:www.photo-ac.com

洗濯が終わったと思ったのに、まだ臭いが残っていたり、シミが取れていなかったりすると、がっかりしますよね。せっかくの努力が無駄になったように感じることも……。かけた時間や労力を無駄にする「損する洗濯」は、精神的なストレスも増やしてしまいます。

では、どうすれば「効率的な洗濯」ができるのでしょうか?

「効率的な洗濯」のためにやるべきこと3選

1.こまめな洗濯

こまめな洗濯で洗濯効率UP

汚れや臭いは、衣類に時間が経つほど染み込んでしまいます。汗をかいた服や体臭が気になる服は、24時間以内に洗濯するよう心がけましょう。一度に洗う量を減らすことで、洗濯機の水流がしっかりと汚れを落とす上、衣類同士の摩擦も減らせるため、服の傷みやシワも予防できます。

2.洗い分け

衣類に合わせた洗い方で服の寿命を延ばす

衣類に合った洗濯機のコースを使い分けることが大切です。特にデリケートな服や汚れのひどい衣類は、それぞれに合ったコースで洗いましょう。また、すすぎを2回以上行うことで、汚れや洗剤残りをしっかりと取り除き、黄ばみやシミを予防できるので、衣類の寿命を延ばすことができます。

3.ドラム式洗濯機の導入

ドラム式洗濯機で効率UP出典:stock.adobe.com

干す手間を省けるドラム式洗濯機は、時短に最適な家電です。ただし、乾燥容量が洗濯容量の半分程度になるため、洗濯物をこまめに分けて洗うことが必要です。また、乾燥機に向かない素材もあるため、洗濯表示を確認しましょう。

4児ママの1日の洗濯ルーティーン

私自身も4児の母として、洗濯は毎日欠かせません。洗濯機を2台使い分けながら、平日は4回、土日には6回ほど洗濯を行っています。そんな私が実践している効率アップのコツをいくつか紹介します。

  1. 洗濯カゴを複数用意し、家族それぞれに衣類を仕分けてもらう
  2. タオルは温水で洗い、乾燥までをドラム式で完結させる
  3. シミには部分用洗剤を事前に塗布してから洗濯する

動画では、この記事で紹介しきれなかった細かいテクニックやおすすめの洗濯グッズを紹介しているので、ぜひご覧ください!

 

家事の時間や手間を減らすためにこそ、正しい洗濯の方法を取り入れて、家族全員の衣類をきれいに保ちましょう。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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