カーテンの平均寿命
結論から言うと、カーテンの平均寿命は「4~5年」が目安です。これを聞いて、「思っていたより寿命が短い」と思った方は少なくないのでは?
わたしの実家にも、10年、いや20年以上同じカーテンが吊るされているので、ひとごとではありません。
しかし、4~5年はあくまでも目安。使い方や環境しだいで、平均寿命より短命になる場合も。
特に、コットン・リネン・シルクなどといった「天然繊維」のカーテンは、アクリルなどの「合成繊維」と比べると劣化しやすい傾向があります。
カーテンの“替えどき”そのサインは……?
カーテンは、素材や環境、日当たりによって“持ち”が異なります。直射日光が当たる部屋で使っていたカーテンは、夏の厳しい日差しで紫外線ダメージが蓄積しているかもしれません。
カーテンに次のような特徴が見られたら、”替えどき”のサインです。
1.破れ・ほつれ・手触りに違和感がある
カーテンに明らかな劣化が見られる場合は、完全に寿命です。
紫外線などの刺激により、カーテンの生地はしだいにもろくなります。そのため、触っただけで生地が破れたり、小さなほつれから大きく裂けたりすることもあるんです。
カーテンを触るとベタつく・粉っぽいなど、手触りに違和感がある場合も買い替えましょう。
2.色あせている
紫外線のダメージを受けると、カーテンはしだいに退色します。日が当たっている場所だけ白や黄色っぽく変色するのは、紫外線によるものです。
全体的に色ムラが見られる場合も、そろそろ寿命が近づいているサインだと認識してください。
3.汚れや黒カビが目立つ
洗濯しても汚れが落ちない場合や、黒カビが発生した場合は買い替えを検討しましょう。黒カビが生えたカーテンを使い続けると、どんどん繁殖してアレルギー症状を引き起こす恐れがあります。
また、カーテンを頻繁に開け閉めすると、手アカ汚れが蓄積することも。汚れが酷い場合は、できるだけ早く新しいカーテンへ取り替えをおすすめします。
年に1度は洗濯を
カーテンには寿命がありますが、買い替え費用は決して安くありません。きっと、「できるだけ長く使いたい」と思うのは、わたしだけではないはずです。
カーテンの寿命をのばし、清潔に使うには、「年に1~2回の洗濯」が必要不可欠。
まだ残暑が残る今の時期は、カーテンも自然乾燥で乾きます。つまり、冬をむかえる前にカーテンを洗うラストチャンスです。
汚れが目立たない色のカーテンも、手アカやカビで汚れている場合があります。ぜひ定期的なお手入れをして、大切なカーテンを長く愛用しましょう。