⒈いつか使うかも……
整理してモノの要不要を判断していく中で、いる、いらないの判断はすぐにできても、判断を迷うモノが必ず出てきます。この迷うモノの量と家の中のモノの総量は比例するといわれています。迷うモノの中でも多くを占めるのが、「いつか使うかも」と判断を迷うモノ。この「いつか」はたいていの場合、なかなか訪れることはありません。「いつか」という曖昧な未来のために家の中の貴重なスペースを、占領してしまうことになります。
「いつか使うかも」とモノを手放さずに保管しておくことは、判断を先送りにしていることになり、家の中はいつまでたっても片付きません。あなたが大切にしたいのは、いつ訪れるか分からない、曖昧な未来ですか? それとも「現在」のお家の中の状況ですか? あなた自身が望む心地よさはどちらなのか、改めてご自身に問いかけてみてください。
⒉○○ができたら
「やせたら着られるかも」「このおもちゃは孫ができたらプレゼントしよう」というように、今の状況から変化したら使えるからモノを手放さずに保管しておこうと、保管しているモノありませんか? ですが、その〇〇ができたら……は確実に起きる変化でしょうか?
また、環境が変わったり変化が起きた場合は、たいてい新しくモノを新調したくなることがほとんどです。家を整えることにフォーカスした場合、大切にするべきは今の現状で変化を受け入れることです。今できることにフォーカスして、モノと向き合ってみましょう。
⒊ちゃんとしなくちゃ
片付けが苦手な方は、「ちゃんと片付けなくちゃ」「ちゃんときれいにしなくちゃ」と完璧を目指しすぎて、しんどくなってしまっている方も多いです。今日はキッチンを整えたかったのにこれだけしか片付かなかった……、収納スペースにぴったりのサイズの収納用品をみつけないと片付けられない……と手が止まってしまいがち。
できていないことにフォーカスするのではなく、できていることにフォーカスして、少しずつでも片付けが前進していることを認めて、片付けを進めていきましょう。
片付けられない人の「3つのNGマインド」をご紹介しました。片付けはマインドが大きく影響し、こうでなければならぬといった「〜べき」「〜ねば」のような思い込みが、片付けに向き合うマインドの大きな壁になっていることも多いものです。NGマインドを手放して、片付けに気持ちをまっすぐ軽やかに向き合い、少しずつでも片付けを進めていきましょう。