「食洗機」の汚れの放置NG!“ヌメリやカビ”が発生してしまう“6つの原因”

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2025.02.07

食洗機は日々の食器洗いを時短してくれて便利です。使う回数が増えると、見逃せないのが汚れ。食洗機を清潔に保つためにも、汚れは適切に対応することが大切なんだそう。そのためには、汚れの原因を知りましょう。今回は、ライオンケミカル株式会社に「食洗機が汚れる6つの原因」について教えていただきます。

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教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社

創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。和歌山県から全国、世界へと販売網を拡大している企業。安全で継続的に信頼できる商品作りを大切にしている。

1.水あか

水あか汚れ出典:stock.adobe.com

水あかとは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが付着して乾燥したものです。食洗機の中に白い粉のような汚れがついていることはありませんか? それは、水あかの可能性があります。発生してすぐであれば、簡単に落とすことができますが、長期間放置すると、こびりついて落としにくくなる可能性があります。また、臭いや黒ずみの原因にもなるので、水あかがついている場合はすぐにキレイにすることを心がけましょう。

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2.油汚れ

油汚れ出典:stock.adobe.com

黄色や白色のヌルっとした汚れは油汚れの可能性があります。
入れた食器の量に対して洗剤の量が少ない場合や、食器や調理器具に油分が多く残ったまま食洗機に入れた場合に、落ちきらなかった油が食洗機内や残菜フィルターに付着したままになってしまいます。揚げ物や油分が多い料理で食器を使ったときは、できる限り油を落としてから食洗機に入れましょう。

3.洗剤の溶け残り

洗剤の溶け残り出典:stock.adobe.com

洗剤が少ないと油汚れが残る原因になるからといって、逆に洗剤を多く入れることもNGです。洗剤が多すぎる場合は、白い汚れとして食洗機内に残ることがあります。これは、食洗機の稼働時間内に洗剤が溶けきれないためです。溶けきらない洗剤が原因の白い汚れを放置すると、水道水のミネラルと結合します。食洗機内にこびりつき落としにくくなりますので注意しましょう。

4.残菜フィルターのゴミ

残菜フィルターのゴミ出典:stock.adobe.com

食洗機には、食洗機を回した際に食器に付着していた食べカスが流れつく「残菜フィルター」がついています。
残菜フィルターに流れついた食べカス汚れをそのまま放置することはやめましょう。食洗機内の高温多湿な環境の中で生ゴミを放置してしまうと、雑菌の繁殖を促進してしまう恐れがあります。また、食洗機に臭いがつく可能性もありますので、残菜フィルター内にある生ごみは、毎日捨てましょう。

5.ピンク色のヌメリ

食洗機内をドライにする出典:stock.adobe.com

ピンク色のヌメリは酵母菌の一種が汚れを栄養にして繁殖したものです。主に洗剤・石鹸カスを栄養分にして繁殖します。

<発生する原因>
・湿度が高い環境であること
・食洗機の中に洗剤の溶け残りや水分が残っている

ピンク色のヌメリを放置すると、黒カビの原因にもなるため、使用後は乾燥機能を使用したり水気を拭き取るなどして食洗機内をドライにしておきましょう。

6.黒カビ

カビ対策出典:stock.adobe.com

生ゴミやピンク色のヌメリなどを放置してしまうと、黒カビが発生する可能性があります。黒カビをはじめとするカビや雑菌は水分や湿度を好みます。特に汚れが付着しやすく、乾きにくいゴムパッキン部分に黒カビが発生しやすいので注意です。

黒カビの発生を防ぐためには、日頃から手入れを行い、食洗機内は常にきれいな状態にしておきましょう。

汚れにはたくさんの原因があった

食器洗いの時短に便利な食洗機ですが、汚れがつくのにはこれらの原因があり、使うたびに汚れは蓄積していきます。汚れはなるべく放置せず、きれいな状態を保てるといいですよね。

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著者

ayako

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「笑顔になるように」を大切に毎日を過ごしています。 子どもと図書館で一緒に過ごすことが大好きです。 皆さんのお役に立てるように頑張ります。

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