今さら聞けない“トイレ掃除”の基本→「便器の中から掃除してた…」「違うんだ」

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2025.02.10

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日使うトイレは汚れが溜まりやすく、臭いもこもりがちな場所。自己流で掃除している方も少なくないかと思いますが、手順しだいでよりキレイに仕上がります。ここでは、今さら聞けない「基本のトイレ掃除」の手順をご紹介します。

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日々のお手入れは「中性洗剤」で十分

洗剤出典:stock.adobe.com

トイレ用の洗剤には種類がたくさんありますが、デイリー掃除で使うのなら「中性」の洗剤1本で十分です。
酸性・アルカリ性洗剤は温水洗浄便座のお手入れに使用できないため、トイレ全体を掃除できる中性洗剤がベスト。このほかに、トイレブラシやトイレ用の掃除シートを準備しましょう。スポンジやウェットシート・クロスでも代用できます。

◆ハイターを使わない掃除記事も読む:「トイレ便器」の頑固な黒ずみが落ちる意外な洗剤

トイレがピカピカになる「基本の掃除方法」

道具を揃えたら、さっそくトイレ掃除をすすめます。このとき、場所と順番がポイントです。基本的には、「便器→壁→床」の順に行います。汚れや雑菌が広がらないような、掃除の流れを意識してください。

手順1.便器の汚れを落とします

まずはレバーやタンクの掃除から始める

トイレ掃除といえば、まずは便器の中から始めがちですが、まずはタンクやレバーなど汚れが目立たないところからすすめます。中性洗剤やウェットシートを使って、「レバー→タンク→便座」の順に汚れを落としましょう。

便器内を掃除する

その後に、便器内の掃除へ。トイレブラシやスポンジで、しっかりと掃除します。

便器の外側は最後に

便器の外側は最後に。ホコリが溜まりやすい場所なので、先にドライシートで拭いてから洗剤拭きしても◎。

手順2.壁の汚れを拭き取ります

壁の汚れは腰高のあたりまで拭き取る

トイレ掃除のたびに必ず掃除する必要はありませんが、家族に男性がいる場合はこまめにお手入れすると清潔です。
腰高のあたりまで尿が飛んでいる可能性が高いため要注意。汚れが残ったままになると、アンモニア臭の原因になります。
掃除シートや中性洗剤で拭き取り、汚れを溜めない習慣をつけましょう。

手順3.床をくまなく拭いたら終了!

最後に床を掃除して終了!

最後は床をていねいに拭き、尿はね汚れをキレイに取り除きましょう。床はホコリや皮脂汚れも溜まりやすいので、便器掃除とセットで行うことをおすすめします。
便器と床の間も汚れやすいスポット。お手入れが面倒な方は、掃除用のマスキングテープを貼っておくと汚れが入り込むのを防げます。

トイレ掃除は順序が命。先に便器の内側をお手入れすると汚れや雑菌が飛んで、また汚れてしまうため非効率です。
「便器の中から掃除してた……」という方は、キレイに仕上がる手順を意識してトライしてみてください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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