教えてくれたのは……岩野上 幸生（いわのうえ こうせい）さん
料理人歴21年、15年間飲食店経営をしながら企業コンサルティングや料理の技術指導などを行っています。YouTube（飲食店独立学校 /こうせい校長）で、ちょっとした工夫で役立つ料理方法など発信中。著書『プロのコツでいつものごはんが100倍おいしくなるレシピ』（KADOKAWA）。
安いステーキ肉を高級ステーキに変身させる方法
筆者は今まで普通にフライパンでお肉を焼いて、ステーキとして1品作っていました。しかし硬かったり、筋が残っていたりで食べても噛みごたえがあまりよくないときも多々ありました。こちらのこうせいさん考案のレシピは、下処理をしっかりして、簡単に安いステーキ肉を高級ステーキ肉に仕上げることができるのです。ではその作り方をみていきましょう。
材料
・ステーキ肉 200g
・塩 小さじ3分の1
・オリーブオイル 大さじ1
1.ステーキ肉の下処理
肉に塩をふり、すり込ませます。時間がかかるので1時間前からすり込んでいきます。
全体を揉みほぐします。特にすじの部分はしっかり揉みます。
オリーブオイルをステーキ肉にかけ、浸透させて肉内部の水分が蒸発するのを防ぎます。オリーブオイルがない場合はサラダ油でも代用可能です。
30分から1時間出して室温に戻します。季節によって室温が違うので、夏は注意しながら時間を調整してください。ステーキ肉が15度から23度になったらOKです。
2. ステーキ肉を焼く
火をつける前のフライパンにステーキ肉をのせてから、中火よりの弱火にして加熱し、フライパンが温まったら一番弱火にして焼きます。アルミホイルを用意しておきます。
20秒ごとに裏返しながら焼きます。レア、ミディアム、ウェルダンと、好みの焼き加減の手前くらいになったら火を止めます。
アルミホイルに包んで5分間休ませます。休ませることで肉汁が全体に行き渡り、ジューシーになります。
3. ステーキ肉を仕上げ、ソースを作る
時間になったらアルミホイルから肉を取り出し、フライパンで強火で焼きます。
ポイントはじっくり火を通さないことです。軽くステーキを押し付けて焼き目をつけたら裏返し、同様に焼いて取り出します。
ステーキ肉を焼いたフライパンにアルミホイルに残っている肉汁を入れ、ステーキソースや焼肉のたれを入れてお好みのソースを作ります。煮立ったら火を止めます。
お好みでソースをかけて、完成です。
塩やオリーブオイルをじっくりステーキ肉に浸透させる方法や焼き方など、思いもしない調理法でした。びっくりするおいしさとこうせいさんも太鼓判のレシピ、気になった方はぜひお試しくださいね。
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