命を守る「消火器」の使い方→「いざというときに備えたい」「分からないのは不安…!」

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2025.02.25

住宅火災が多く発生している冬。連日ニュースでも報じられていますが、決して他人事ではありません。いざというときに役立つ「消火器」も、使い方が分からない方は少なくないはず。そこで今回は、いざというときにしておくべき「消火器の正しい使い方」をご紹介します。

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家庭用消火器は「初期消火」に有効

消火器出典:stock.adobe.com

ホームセンターなどの販売店では、一般家庭用の「住宅用消火器」を取り扱っています。店舗に置いている業務用の消火器と比べて軽くてコンパクトで、使い方も簡単。万が一自宅で火災が発生したときの備えに向いていますが、有効なのは初期消火のみです。
天井に火が届く程度なら消し止められる可能性がありますが、天井まで火の手がまわってしまうとアウト。初期消火は時間との勝負なので、「どうやって噴射すればいいか分からない」と慌てないよう、正しい使い方を身につけておきましょう。

消火器の正しい使い方

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消火器の使い方は、とてもシンプルです。ただし、噴射方法を間違うと火へ放射する前に薬がなくなってしまうので、使用する際のコツも覚えておきましょう。

手順1.ピン(黄色)を引き抜きます

上に向かって強く引き抜いてください。ピンを抜くと、レバーが握れるようになります。

手順2.消火器からホースを外して、ノズルを火元に向けます

このとき、火元に近づきすぎるのはNG。1.5~2ⅿほど距離をあけて、しっかりと火元を狙いましょう。

手順3.レバーを強く握って、薬剤を噴射します

煙で火元が見えづらくなりますが、しっかりと狙いましょう。ホースが振られても、ノズルから手を離さずに握り、薬剤をすべて出し切ります。

手順4.火が消えたのを確認したら、119番通報します

無事に初期消火できた場合でも、種火が残っている可能性があります。必ず119番通報をして、再発火を防いでください。

繰り返しになりますが、家庭用の消火器は初期消火にのみ有効です。火の手がまわり初期消火できない場合は、すぐに119番通報を行ってください。
また、消火器には使用期限があり、耐用年数を過ぎたものは使用できません。腐食や変形、傷のある消火器の使用は危険をともないますので、状態や期限についても確認しましょう。

参考:豊岡市消防本部_ご家庭に住宅用消火器を設置しましょう
https://119.city.toyooka.lg.jp/0000002319.html

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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