コンロや電化製品だけじゃない…。火災につながる“身近な発火原因3つ”「意外」「気を付ける」

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2025.02.02

冬に多い火災。原因となるのは、コンロや電化製品ばかりではありません。「こんなものも原因に……?」と思うようなものもあるんです。ここでは、火災につながる“意外な原因”についてご紹介します。

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1.IH調理器

IH調理器出典:stock.adobe.com

ガスコンロとは違い、電磁波で加熱する安全性の高い調理器具です。しかし、火を使わないからと言って安心してはいけません。
油は火がなくても発火する危険があるため、たとえIH調理器でも取り扱いには注意が必要です。温度が高くなりすぎると、油が発火して火災を引き起こします。
また、市販の汚れ防止シートを貼るのもNG。鍋やフライパンの温度を正しく感知できず、温度が上がりすぎて発火する危険があります。お手入れを毎日こまめに行えば簡単にきれいな状態をキープできますので、シートの使用は避けましょう。

2.洗濯物

乾燥機能つき洗濯機出典:stock.adobe.com

「洗濯物が発火するってどういうこと?」と思うかもしれませんが、実際に衣類が原因の火災事故は起きています。これは、アロマオイルなどの油がしみ込んだままの衣類を、衣類乾燥機にかけたことが原因です。
衣類についた油は頑固なため、洗濯しても十分に落ちない場合も……。そのまま乾燥させると、熱風によって油分が発火し火災につながるというわけなのです。
アロマオイルだけでなく、食用油や機械油なども火災のリスクがつきもの。調理中やエステに行ったとき衣服に油がついた場合は、乾燥機の使用は避けましょう。

参考:埼玉西部消防組合「アロマオイル等がしみこんだタオルは火災の原因に!」
http://www.saisei119.jp/1001667/yobou/1001718.html

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3.石灰乾燥剤

乾燥剤出典:stock.adobe.com

お菓子に入っていることが多い乾燥剤。食べ終わったら何気なく捨てている人がほとんどかと思いますが、「石灰乾燥剤」については発熱のリスクがあります。
石灰乾燥剤は水と結びつくと発熱する特徴があるため、濡らすのは厳禁です。生ごみと一緒に捨てたり、濡れた状態で処分したりするのはNG。ゴミ袋の中でも水に触れないよう、ポリ袋などに包んで捨てると安心です。

少しの意識が火災を防ぐ

火災の原因は「火のある場所」だけとは限りません。まったく火のない場所でも、条件さえ揃えば火災は発生します。
火災を防ぐためにも、身の回りにある意外な発火リスクを知り、適切な対策をとりましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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