NGその1.コンセントを抜く
ウォーターサーバーによっては、電源を入れていなくても給水できる製品があります。電気代が気になる方や、水を常温で飲む方は、コンセントから抜いても不都合はないかもしれません。
しかし、ウォーターサーバーの電源は“つなぎっぱなし”が正解。コンセントを抜いてしまうと、タンク内の水を殺菌する「自動クリーン機能」が働かなくなり、雑菌が繁殖する恐れがあるんです。
水の温度を一定に保つためにも、電源を入れておくのは重要なこと。自宅を2週間程度あける場合でも、冷蔵庫同様に電源はOFFせず、コンセントは差したままにしましょう。
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NGその2.温水の電源を入れずに使用する
温水を利用しない時期は、温水のスイッチをOFFしても問題ない気がします。しかし、これもNG行為のひとつです。
温水スイッチを切ると、本体の内部に雑菌が繁殖します。ウォーターサーバー自体が菌だらけになれば、美味しい水が飲める状態とは言えません。
また、雑菌が繁殖するとイヤな臭いが発生する原因に……。衛生的に美味しい水を飲むためにも、温水スイッチは1年中ONの状態で使用してください。
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NGその3.適さない場所でボトルを保管する
美味しい水を飲むためには、ボトルの保管場所についても注意が必要です。清潔な場所であることは大前提。水が変質したりボトルが劣化したりする恐れのある、次のような環境に保管するのは避けてください。
・直射日光があたる
・温度変化が激しい
・湿気がこもりやすい
・暖房器具の近く
・臭いが強いものの近く
・屋外
日光・暖房器具の熱は、水だけでなくボトルも劣化する可能性があります。
屋外であっても、屋根のある物置なら問題ない気もしますが、じつはこれもNG。物置は湿気がこもりやすく、害虫による衛生面の不安も隣り合わせです。
高温多湿の環境は避け、温度変化の少ない屋内で保管しましょう。
いつでも美味しい水を飲むために
ウォーターサーバーは、使い方はもちろん水の保存方法にも注意が必要です。知らず知らずのうちに間違った使い方をしないよう、取り扱い説明書をよく読んで正しい扱い方を確認しましょう。