意外と知らない「トイレハイター」のNGな使い方→「小レバーで流してた…」「知られてよかった」

家のこと

2025.04.17

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。便器にこびりつく頑固な黒ずみも落としてくれる「トイレハイター」。洗浄力が強く、1本あると頼りになる洗剤である一方で、使い方には注意が必要です。ここでは、うっかり間違いを避けたい「トイレハイターのNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.換気しない

窓出典:stock.adobe.com

トイレハイターの成分は「次亜塩素酸」です。密閉された空間で使用すると、トイレハイター独特の臭いが発生しますが、「ほかの部屋に臭いを流したくない」からとドアを閉め切るのはNGです。
臭い自体に害はありませんが、臭いが原因で気分が悪くなる可能性がありますので、必ず換気を行いましょう。
換気をする際は、換気扇をまわすか、窓やドアを2か所以上開けると空気の循環がよくなります。

NGその2.小レバーで流す

トイレのレバー出典:stock.adobe.com

トイレハイターは非常にパワーのある洗剤。中性洗剤では落ちない頑固な黒ずみや黄ばみも、汚れの程度によってはこすらず落とせるほどの洗浄力です。
そのため、洗剤の成分も強力。汚れをしっかり除去するメリットがある反面、洗剤が残ると素材が劣化するリスクも隣り合わせです。水で流すときは、水量の少ない「小」ではなく、「大」レバーで。便器内に洗剤が残らないよう、しっかりと洗浄しましょう。

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NGその3.古いトイレハイターを使う

購入後時間が経っているトイレハイター

トイレハイターの含まれる次亜塩素酸は、少しずつ劣化します。直射日光のあたる場所など、高温多湿の場所を避けていても、成分の分解は避けられません。
使用期限は、購入から「3年」です。あくまでも目安になりますが、開封・未開封問わず、古くなったトイレハイターは洗浄力が落ちている可能性がありますので、使用は避けましょう。
使い切れず残ったトイレハイターは、水を流しながら少量ずつ排水口に流して処分してください。

トイレハイターの注意事項を確認しよう

トイレの厄介な汚れをスルンと落としてくれるトイレハイターですが、強力だからこそ気をつけるべき点も多いです。
自己判断で使用せず、必ずただしい方法でトイレ掃除に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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