「キッチン泡ハイター」の“3つのNG”な使い方「素材が傷む…」「うっかりに注意!」

家のこと

2025.04.27

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。薄めずにそのまま使える手軽さと、漂白・消臭・除菌が一度に叶う使い勝手のよさが魅力の「キッチン泡ハイター」。塩素系漂白剤とは思えないくらい手軽に使えるクリーナーだからこそ、うっかりミスに注意が必要です。ここでは、便利さに隠れた“キッチン泡ハイター”の「NGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.トイレ掃除に使う

トイレ掃除に使うのはNG

キッチン泡ハイターは泡のまま使える、特殊な塩素系漂白剤。使い心地のよさから、「トイレ掃除にも便利そう……」と考えることもあるでしょう。
しかし、キッチン泡ハイターはトイレのお手入れを想定してつくられた洗剤ではありません。温水洗浄便座は家電製品であるため、泡状の塩素系漂白剤が飛び散れば故障する可能性もあります。便座は中性以外のクリーナーが使えないなどの注意事項もあり、誤った使い方をすれば変色・変質のリスクも高まります。
トイレではキッチン泡ハイターの使用を避け、トイレ専用のハイターで掃除しましょう。

NGその2.薄めて使う 

薄めて使うのはNG

キッチン泡ハイターは原液のままスプレーするのが基本です。そのまま使うことを前提として成分を配合しているので、薄めて使うと効果が半減します。漂白・消臭・除菌も中途半端に終わってしまうので、掃除の効率も落ちかねません。
希釈して使うのであれば、キッチン泡ハイターではなく「キッチンハイター」がおすすめ。薄めて使用するつけ置きタイプの洗剤で、キッチン泡ハイターと比べるとコスパがいいメリットもありますよ。

◆キッチンハイターの掃除術も読む:「キッチンハイター」の意外な効果

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NGその3.ほかの容器に移し替える

容器出典:stock.adobe.com

生活感をなくすために、洗剤をおしゃれなボトルに詰め替えて使っている方もいるでしょう。しかし、自分で用意した別の容器に移し替えて使用するのはNGです。
キッチン泡ハイターは、液がキレイな泡状に噴射されるようなつくりになっています。それは、薬液の配合だけでなくボトルも同様です。
専用のスプレー容器以外に詰め替えて使用すると、泡状にならずに液が飛び散るおそれがあります。目に入る、皮膚につくなどのトラブルの原因になりますので、必ずもとのスプレー容器に入ったまま使用してください。

安全に正しい使用方法を守ろう

手軽さが魅力のキッチン泡ハイターですが、強力な塩素系漂白剤であることを忘れてはいけません。使い方を間違えば、素材が傷むどころか危険をともなう場合もあります。ただしい知識を持ち、安全に使いましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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