大きいサイズを買うと裾上げが憂鬱……
子どものズボンは、成長を見越して実際よりも大きいサイズを買っていませんか?
買ってすぐに履くときは裾上げをする必要がありますが、何度か手直しすることも考えるとできるだけ手間をかけずに簡単に済ませたい……。
今回筆者がSNSで見つけたのは、そんな願いを叶えてくれる、定規もアイロンもまち針も不要の「簡単裾上げ」の方法です。
実際にこの方法で、子どものデニムパンツを裾上げしてみました。
簡単裾上げの方法とは?
1.まず、裾を希望の長さになるように折り上げます。
この方法で丈が短くなるのは、黄色い矢印⇔の長さ分です。
2.裾の元々の縫いしろの端ギリギリのところ(ピンク色の線の部分)を並縫いします。
3.ザクザクと縫って裾周りを一周したら、裾を内側に入れ込むように折ります。
元々の裾部分は軽く下に引っぱって、形を整えます。
4.3のまま履いても落ちて来ない場合はそのままでもOK。
薄い生地やサラッとした素材の場合は、3のあといったんズボンを裏返して、縫った部分が下から飛び出してこないように縫い留めておくと安心ですよ。
裾周りの一周を4カ所(写真のピンク色の印の部分と裏面の中央の1ヶ所)、ズボンと同色の糸で1~2針縫います。
ズボンの丈が短くなりました。
裾の端は元々の裾部分なので、近づいて見てもわからないほど自然です。
裾上げはもう「面倒な作業」じゃない!
通常の裾上げは定規で測ったりアイロンをかけるなどの作業が必要ですが、ちょうどよいところで折り上げて直線縫いをするだけでも、ズボンの丈をきれいに短くできるんですね。
この裾上げの方法は、幼稚園や小中学校のジャージにも有効です。成長に合わせて何度も裾上げをやり直すのは大変ですが、ザクザクと直線に縫うだけなので本当に簡単ですよ。ジャージ素材は縫った部分が落ちやすいので、工程4の飛び出し防止の縫い留め作業も必ず行ってくださいね。
あっという間にできる簡単裾上げの方法でした。みなさんもぜひお試しください!