「エアコン」の意外と知らない“NGな使い方3つ”→「故障や火災の原因になる」「夏前に確認しよう」

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2025.05.05

このところ気温が高い日が増え、早くもエアコンの冷房運転を使い始めている方もいるはず。夏に向けて使用頻度が上がるエアコンですが、使い方には要注意。間違った使用方法を続けると、エアコンの故障や火災の原因になることも……。そこで今回は、意外とやりがちな「エアコンのNGな使い方」をご紹介します。

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NGその1.コンセントにつないですぐに電源をつける

エアコンをつける人出典:stock.adobe.com

エアコンを使わない期間は、コンセントを抜いておくこともあるでしょう。
しかし、抜いていたコンセントをつないですぐ、電源をONにするのは間違い。その理由は、室外機にある「コンプレッサー」と呼ばれるエアコンの部品に負担がかかるからです。
エアコンを長期間使用していないと、コンプレッサー内の潤滑油の温度が下がり、粘度が増します。この状態でエアコンを突然運転すれば、コンプレッサーに負担がかかり、故障する可能性もあるのです。
こういったリスクを避けるためにも、コンセントを差した後は8時間ほど時間をあけてから使い始めましょう。

NGその2.エアコン専用コンセント以外につなぐ

コンセントに差すところ出典:stock.adobe.com

エアコンは高い電力を消費するため、専用のコンセントを使用することが重要です。
壁の高い位置にあるエアコン用コンセントは、電力消費が大きくても使えるよう、エアコン専用回路になっています。そのため、延長コードを使ってほかのコンセントにつないで使用するのは危険。エアコンとほかの家電を同じコンセントで共有すると、過電流を引き起こして発火するリスクがあります。
エアコンは必ず専用コンセントにつなぎ、自己判断でほかのコンセントに差すのは避けましょう。

◆「エアコン」の寿命記事も読む:「エアコン」のじつはやってはいけない“NG行為”

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NGその3.運転中に電源プラグを抜く

コンセントからプラグを抜くところ出典:stock.adobe.com

エアコンの運転を停止するときは、必ずリモコンを使用します。運転中に電源プラグを抜いて運転を停止するというやり方は、絶対に避けてください。
運転中や停止直後に電源プラグを抜くと、エアコン内部に電流が流れている状態で遮断されるため、電気的な負荷がかかり内部の故障につながります。
また、放電によって火災を引き起こす可能性もゼロではありません。電源プラグで強制終了するのは避け、コンセントを抜く場合は運転停止後に数分時間をおきましょう。

正しい使い方で快適&安心なエアコンライフを

エアコンは正しく使うことで、安心・安全で快適な暮らしにつながります。本格的にエアコンの使う季節を前に、間違った取り扱いをしていないか見直してみましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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