左右で大きさが違うの?「コンセントの穴」の大きさが異なる理由→「知らなかった」「片方だけ大きいとは」

家のこと

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2025.06.04

身近なものでも、ちょっとしたナゾが隠されていることがあります。じつは「コンセント」にも、ちょっとした秘密があるんです。コンセントの差し込み口をよく見ると、左右の穴の大きさが違うことに気づいていましたか? なんとなく見過ごしているけれど、じつは穴の大きさにもちゃんと意味があるんです。ここでは、そんな「コンセントの穴のナゾ」についてご紹介します。

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コンセントの穴の大きさが違う、そのワケは……

コンセントにさす出典:stock.adobe.com

左右で大きさが違う理由、それは電気の流れが関係しています。
大きい方の穴は「接地側」といって、アースにつながっている部分。小さい穴は「非接地側(電圧側)」で、こちらから電気が流れてくるしくみです。
接地側は0Vなのに対して、非接地側は100Vの電圧がかかっているのが特徴です。このようにコンセントに極性があることで、電気製品が正しく安全に動くようになっています。

感電やショートを防ぐ大事な工夫

トラブルのあるコンセント出典:stock.adobe.com

この穴の違い、じつは感電やショートを防ぐための工夫。接地側にきちんとつながっていることで、万が一漏電が起きても電気が地面へ逃げ、人体に流れにくくなります。

左側の設置側は約9mm、右側の非接地側は約7mmとそのサイズ差はわずか。しかし、その地味さの裏には、毎日安全に家電を使うためのしくみを担っている大切なものなのです。

プラグの差し方に注意点はある?

コンセントにさすところ出典:stock.adobe.com

穴の大きさは電圧の違いもありますが、基本的にはプラグの向きを気にする必要はありません。一般的にはどちら向きに差しても問題ありませんが、一部の家電はプラグの向きが決まっているものも。安全に使うためにも、事前に取扱説明書を必ず確認しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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