信号機の「ピヨピヨ」と「カッコー」の違い知ってる?意外と知らない“音の秘密”「知らなかった…」

カルチャー

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2025.06.06

信号機から聞こえる音は、”目の不自由な方の安全を守るための大切なサイン”であることはご存じの方も多いはず。しかし、ふだん何気なく耳にしている音にも、深い意味が隠されているんです。ここでは、信号機から聞こえる音の種類やその役割のついて、意外と知らないポイントをご紹介します。

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「ピヨピヨ」「カッコー」には違いがある

信号機出典:stock.adobe.com

信号機の音は、主に「ピヨピヨ」と「カッコー」の2種類が使われています。じつはこの音にはそれぞれ異なる意味があり、歩行者が安全に横断できるようにくふうされているんです。
「ピヨピヨ」は交通量の少ない幅の狭い道路で、原則的に南北を示し、「カッコー」は交通量が多い幅の広い道路で、原則的に東西を示します。

こういった音響信号機は「擬音式」と呼ばれ、高い誘導性が特徴です。 このほか、とおりゃんせ・故郷の空が流れる「メロディ式」もあります。

音が鳴るタイミングにも秘密が

歩行者出典:stock.adobe.com

「ピヨピヨ」と「カッコー」は、同時ではなく、少しタイミングをずらして鳴らされています。これは「 異種鳴き交わし方式」という、目の不自由な方をより安全に誘導するため、音が混ざって聞こえないようにするためのひとくふう。
ちょっとしたズレによって、視覚障がいの方でもしっかりと認識し、安心して道路を渡ることができます。

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信号機を渡るときに思い出してみて

普段はあまり意識しない信号機の「音」。しかし、その裏には視覚障がいの方々の移動を支え、生活をより安全にするための細やかな配慮が隠されています。
次回信号機の音を聞くときには、その音がどんな意味を持っているのか、ちょっと想像してみてください。生活の中の小さな気づきが、日常をちょっぴり豊かにしてくれるかもしれません。

参考:警察庁_音響信号機に関するQ&A
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/seibi2/annzen-shisetu/hyoushiki-shingouki/onkyou.html
大阪府警察_音の出る信号機(視覚障がい者用信号機)について
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/kotsu/kisei/5643.html

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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