「備蓄米」の味が落ちる“3つのNG”と“おいしい炊き方”「保温しっぱなしだった…」

料理・グルメ

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2025.06.19

最近の米価格の高騰を受け、「備蓄米」の販売が始まっています。通常よりリーズナブルな一方で、備蓄米のほとんどは「古古米」や「古古古米」。収穫から数年経過したお米もあり、炊き方や保存方法にはくふうが必要です。扱い方を間違うと、お米の風味が落ちる原因に……。そこで今回は、備蓄米をおいしく食べるために気をつけたい「NG行為」と合わせて、正しい炊き方と保存方法をご紹介します。

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NGその1.保温時間が長い

炊飯器の米出典:stock.adobe.com

炊飯器で炊いたごはん、つい長時間保温したままにしていませんか?
保温している間も、ごはんは次第に劣化します。特に備蓄米は、収穫から時間が経っている古いお米なので、普通のお米よりも風味が落ちやすいです。
保温時間が長くなると、パサつきや黄ばみ、さらには古いお米独特の臭いが出てしまうことも……。
基本的には炊いたら早めに食べ切るようにしましょう。ごはんが残ったら、冷蔵ではなく「冷凍保存」がおすすめです。

NGその2.臭いが強いものと一緒に置く

たくさんの洗剤出典:stock.adobe.com

お米は臭い移りしやすい生鮮食品。洗剤やスパイスなど、臭いの強いものと一緒に保存するのはNGです。
備蓄米はより傷むのが早く、精米後はどんどん鮮度が落ちます。臭いも吸着しやすいので、臭い移りしそうなものの近くで保存するのは避けましょう。
シンク下のように、湿気がこもる場所もカビやすいため要注意。古古米や古古古米をおいしく食べ切るには、保存場所選びも大切です。

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NGその3.ポリ袋のまま保存する

袋に入った米出典:stock.adobe.com

購入したときに入っているビニールやポリ袋に入ったままの状態で、保存していませんか?
じつはこれも、古古米・古古古米の味が落ちるNG行為のひとつです。お米の袋には無数の穴が空いているため、完全密封ではありません。袋に入ったままだと臭いや湿気の影響を受けやすく、お米が傷むスピードも上がります。
お米は必ず密閉できる袋や容器に移し替えて、鮮度キープにつなげましょう。

備蓄米は「保存方法&炊き方」でおいしくなる

古古米・古古古米が主な備蓄米は、ただでさえ風味が落ちやすいもの。だからこそ、扱い方ひとつでおいしさに差が出ます。
洗うときは手早くしっかりと、1時間ほど浸水して、多めの冷水で炊くのがコツです。
臭いの強いものと一緒に置かずに、きちんと密閉して冷蔵庫で保存する。たったこれだけで、ごはんの仕上がりはずいぶん変わります。
今あるお米を最後までおいしく食べ切れるよう、保存方法や炊き方を見直してみてください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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