残ったごはん、冷蔵庫に入れがちだけど……
食べ切れずに余ったごはん、どんな風に保存していますか? お茶碗によそって冷蔵庫に入れ、「冷やごはん」にする方も少なくないはず。
じつはこれ、できるだけ避けたほうがいい方法です。その理由は、ごはんのでんぷん質と冷蔵庫の温度が関係しています。
冷蔵庫はごはんが老化する
多くの冷蔵庫は、2~5℃程度が適正です。冷やしたほうがごはんの鮮度は保てるイメージもありますが、これが大きな間違い。
お米に含まれているでんぷんにとって、5℃前後はもっとも劣化しやすい温度。つまり、冷蔵庫で保管すると、ごはんがおいしくなくなるんです。
冷蔵庫に入れておいたごはんがパラパラに乾燥してしまうことがありますが、これはでんぷんの劣化によるもの。口あたりが悪いボソボソとした食感になるため、できるだけ冷蔵保存は避けたほうがいいんです。
余ったごはんは「急冷凍」が正解
でんぷんをできるだけ老化させずに余ったごはんを保存するには、冷凍がおすすめです。できれば、温かいまま急速冷凍がベスト!
ごはんが常温まで冷めてから冷凍するよりも、急冷凍で一気に温度を下げたほうがでんぷんは劣化しません。
ご自宅の冷凍庫で急冷凍できる方は、ぜひこの機能を活用してくださいね。