「調味料の瓶の裏のザラザラ」は何のため?
スーパーなどで手に取った調味料の瓶をよく見てみると、底の部分がザラザラとした手触りになっていることに気づいたことはありませんか? 気になったので調べてみたところ、このザラザラの突起は本来、瓶の製造過程で全体を均一に冷却するための工夫であることがわかりました。
しかし、じつはこのザラザラには、日常生活に活用できる副次的な効果もあるようです。
ザラザラをこすり合わせると瓶の中身が出しやすくなる
瓶の中身が湿気や粘度の変化で詰まったときに役立つ
瓶の中身が湿気や粘度の変化で詰まってしまい、なかなか中身が出せずに困ったことはありませんか? 塩コショウや七味など、乾燥しやすい調味料には特にありがちな悩みですよね。
そんなときにぜひ試してみてほしいのが、瓶同士の底面のザラザラをこすり合わせるという解決方法です。ザラザラ同士をこすり合わせると、微細な振動が中身に伝わり、瓶の内側にこびりついていた調味料が動きやすくなり、スムーズに出てくるようになります。力もいらず、飛び散り防止にもなってまさに一石二鳥ですね。
実際にこすり合わせてみると……
実際に、手元に調味料の瓶を使って、ザラザラをこすり合わせる方法を試してみました。
用意したのは、湿気で底の部分が詰まってしまい中身が出しにくくなったバジルの瓶。同じ形状の調味料瓶を用意し、瓶の底のザラザラ面が当たるように合わせて軽くこすり合わせてみます。
円を描くように10秒ほどクルクル回す感じでこすると、すぐに瓶の中で中身が動き出した感触がありました。
その後、瓶を傾けてみると、先ほどまで出てこなかった中身がスルッと流れ出てきてびっくり!
瓶の裏のザラザラを上手に活用しよう
瓶の裏のザラザラをこすり合わせる方法を試してみたところ、思っていた以上に効果が実感できて、「もっと早く知っていれば……!」という気持ちになりました。瓶が複数本ある家庭ならすぐ試せる方法なので、詰まりがちな調味料を使う場面でぜひ取り入れてみてくださいね。