冷蔵庫の“レール部分のベタベタ”を拭き取るのがNGな理由「汚れじゃないの?」「知らなかった」

家のこと

2025.07.29

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。冷蔵庫の引き出しを拭き掃除するとき、ベタッとしたものが付着していることはありませんか? じつはこれ、拭き取ってはいけない大切なものなんです。ここでは、意外と知らない、“冷蔵庫のレール”についている「なぞのベタベタ」の正体と、正しいお手入れ方法をご紹介します。

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引き出しについている「なぞのベタベタ」は汚れじゃない!

ワセリン出典:stock.adobe.com

結論から言うと、冷蔵庫引き出しのレール部分についているべたつきの正体は「潤滑剤(グリース)」です。これは、冷蔵庫の引き出しをスムーズに開け閉めするために欠かせないもの。この潤滑剤は、滑りをよくしたり、きしみ音を防いだりするために初めから工場で塗布されています。

拭き取るのはNG

潤滑剤を拭き取ってはいけない

お手入れする際は、この潤滑剤を汚れと間違わないよう注意が必要です。「念入りに掃除しよう」と拭き取ってしまうと、レールの滑りが悪くなり、故障や異音の原因になることもあります。
特に透明や白っぽいグリースは、一見ベタついた汚れに見えるため、知らずに拭き取ってしまう人は少なくありません。

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お手入れは正しい方法で

潤滑剤を誤って拭き取らないよう、掃除をするときは潤滑剤に触れない。この心がけがひとつで失敗は防げます。

はみ出ている部分だけを拭き掃除する

潤滑剤が塗られているレール部分には触れないようにして、はみ出している部分だけをやさしく拭き掃除しましょう。手についても無害なのでご安心を!
ちなみに、誤って潤滑剤を拭き取ってしまった場合は、再び塗り直す必要があります。自己流で塗布するのはNG。販売店やメーカーの修理窓口へ相談してください。

※多くの冷蔵庫では、引き出しのスムーズな開閉を保つためにレール部分に潤滑剤(グリース)が塗布されていますが、すべてに当てはまるわけではありません。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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