引き出しについている「なぞのベタベタ」は汚れじゃない!
結論から言うと、冷蔵庫引き出しのレール部分についているべたつきの正体は「潤滑剤(グリース)」です。これは、冷蔵庫の引き出しをスムーズに開け閉めするために欠かせないもの。この潤滑剤は、滑りをよくしたり、きしみ音を防いだりするために初めから工場で塗布されています。
拭き取るのはNG
お手入れする際は、この潤滑剤を汚れと間違わないよう注意が必要です。「念入りに掃除しよう」と拭き取ってしまうと、レールの滑りが悪くなり、故障や異音の原因になることもあります。
特に透明や白っぽいグリースは、一見ベタついた汚れに見えるため、知らずに拭き取ってしまう人は少なくありません。
◆人気記事も読む:「洗濯機の水栓」を開けっ放しにする“3つのリスク”
お手入れは正しい方法で
潤滑剤を誤って拭き取らないよう、掃除をするときは潤滑剤に触れない。この心がけがひとつで失敗は防げます。
潤滑剤が塗られているレール部分には触れないようにして、はみ出している部分だけをやさしく拭き掃除しましょう。手についても無害なのでご安心を!
ちなみに、誤って潤滑剤を拭き取ってしまった場合は、再び塗り直す必要があります。自己流で塗布するのはNG。販売店やメーカーの修理窓口へ相談してください。
※多くの冷蔵庫では、引き出しのスムーズな開閉を保つためにレール部分に潤滑剤(グリース)が塗布されていますが、すべてに当てはまるわけではありません。