教えてくれたのは……管理栄養士・関口絢子さん
料理研究家・管理栄養士・インナービューティスペシャリスト。「健康な体と豊かな心を育む食卓」をテーマに、季節の体の変化や旬の食べ物にフォーカスした食の知恵をお届けします。YouTubeでも体に優しいレシピや知識を発信。
火を使わずに一品作れる!
今回ご紹介をするのは、夏バテ対策にもぴったりのきゅうりを使った作り置きレシピです。火を使わずに、切って混ぜるだけで作れる一品です。保存が効くので、多めに作っておくのもおすすめです。
野菜で夏バテ対策
「きゅうりと大豆のシャキッと漬け」に使っているのは、きゅうりや新しょうが、みょうが。これらは夏バテ防止にぴったりなんです。きゅうりや新しょうが、みょうがは、以下のような効果が期待できます。
- きゅうり……体のほてりを沈めたり、むくみを解消する
- 新しょうが・みょうが……食欲増進や疲労回復に役立つ
このほかにも蒸し大豆を使い、大豆のたんぱく質も摂れます。夏バテ防止にぴったりの相性抜群の組み合わせです。
「きゅうりと大豆のシャキッと漬け」の作り方
「きゅうりと大豆のシャキッと漬け」の保存は、冷蔵庫で一週間程度可能です。
材料
- きゅうり……2本
- 新しょうが……50g
- みょうが……2本
- 蒸し大豆(水煮の大豆でも代用可)……100g
- だし用昆布(塩昆布でも代用可)……1枚
- 酢……大さじ1
- 塩……小さじ1弱
新しょうがが手に入らない場合は、しょうがでも代用が可能です。新しょうがはみずみずしく、辛さがマイルドなので、50g使用しています。普通のしょうがを使用する場合は、3分の1くらいの量を使ってください。
準備
だし用の昆布は水にくぐらせます。昆布が柔らかくなったら、キッチンばさみで細切りにします。
作り方
1.スライサーや包丁などを使い、きゅうりを薄切りにします。
2.新しょうがは黒ずんだところを包丁で取り除いて薄切りにし、千切りにします。みょうがは縦半分に切り、斜め薄切りにします。
※みょうがはお好みで量を増やしてもOK。しょうがやみょうがのほかに、大葉(分量外)を加えてもおいしくしあがります。
3.ボウルにきゅうり、新しょうが、みょうが、だし昆布を入れます。さらに、塩、酢を加えて、混ぜ合わせます。
※塩昆布を使う場合や使う塩の種類によって、加える塩の量を調節してください。サラサラの塩の場合は、小さじ2分の1程度の量が目安になります。
4.大豆を加え、混ぜ合わせます。
※きゅうりから水分が出ますが、絞らずに一緒に召し上がってください。
5.全体が混ざったら、お皿に盛りつけてできあがりです。
そのまま食べてもおいしいですが、豆腐にのせてしょうゆをたらしたり、ツナ(お好みの量)を混ぜたりと、アレンジして食べるのもおすすめです。
今回は、「きゅうりと大豆のシャキッと漬け」をご紹介しました。食べ応えがあり、栄養バランスも満点の一品です。食べれば、食べるほど体がシャキッとしてきて、食欲も湧いてきます。きゅうりのパワーで夏を乗り切ってください。
※こちらの記事は元動画の提供者さまより許可を得て作成しております。