NGその1.電子レンジの庫内
意外かもしれませんが、電子レンジの庫内には重曹はNGです。電子レンジはお手入れに使えない洗剤が多く、重曹を含むアルカリ性のクリーナーもそのひとつ。重曹で庫内を拭き掃除すると、汚れと一緒に塗装まで剥がれてしまうおそれがあるんです。せっかくキレイになっても、剥げて白くシミが残ってしまえば元も子もありません……。
電子レンジの庫内は、台所用中性洗剤で汚れを拭き取るのが正解。中性洗剤を水で薄めてから布に含ませ、絞って拭きましょう。拭いた後は、庫内についた水分や洗剤をしっかり落としてください。
重曹は間違っても使わないよう、気を付けてくださいね。
NGその2.塗装やコーティングされた表面
ドラッグストアや100均では、スプレータイプの重曹水が手に入ります。価格もお手頃で、シュッと吹きかけるだけで汚れが落ちるので、使い勝手はばつぐんです。
ついつい家中のお手入れに使いたくなりますが、子ども用のおもちゃや家具など、塗装やコーティングのあるものについては使用NG。電子レンジの庫内と同じように、重曹の成分がコーティングや塗装を剥がすおそれがあります。
ちなみに、コーティングのない木製家具や無垢材のフローリングにもなども重曹は使えません。黒ずみが残る場合があるため、注意が必要です。
NGその3.ワックスがけされたフローリング
さきほど無垢材のフローリングに重曹は使えないことをお伝えしましたが、ワックスコーティングが施されているフローリングもNGです。重曹のアルカリ成分がワックスを分解し、白く濁ったり剥がれたりするなどのトラブルを引き起こします。
汚れが落ちても、ところどころワックスが剥がれたフローリングは見た目がいいとは言えません。ワックス塗布済みのフローリングは、フローリング専用のシートや中性洗剤を使ってお手入れしましょう。
手軽だけど使う場所には気を付けて
「重曹なら何にでも使える」と思われがちですが、ほかの洗剤と同じように素材との相性をしっかり見極めることが大切です。
間違った掃除方法で後から後悔しないためにも、お手入れ前に重曹が使える素材か確認しましょう。