47歳でようやく気づいた“自分を大切にする”ということ

心と体

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2025.08.03

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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自分を大切にするということ

自分を大事にする出典:stock.adobe.com

「自分を大切にしよう」
よく耳にする言葉だけど、本当の意味でそれができている人ってどのくらいいるのだろう

かく言う私も、「自分のこと、ちゃんと大切にできている」と思っていたけど、実は全くそうではなかったということに気がついた。

「もっと自分に優しくしなよ」
「人に優しくしたいなら、まず自分を大事にしてね」

思い返してみれば、昔からこんなことをよく言われてきた。

そのたびに、「大丈夫! めちゃくちゃ大切にしてるから」って笑って返していたけど、今思えば、あのときの私は、本当の意味で“自分を大切にする”ってことを知らなかったんだと思う。

ちなみに、「自分を大切にする」と「わがままに生きる」は、まったくの別物だ。

自分のこと、ちゃんと見てあげれてる?

自分の本当の声出典:stock.adobe.com

自分を大切にするというのは、自分の“本当の声”をちゃんと聞いて、受け止めてあげるということだ。
無理して頑張っているときのサインに、ちゃんと気づいてあげること。

こういうと簡単に聞こえるけど、これが意外と難しい。
なぜか……。

それは、「人に好かれたい」「嫌われたくない」という気持ちが、無意識に働くから。

“人にどう思われるか”を優先してしまうと、いつの間にか“自分”を後回しにしてしまう

どれだけ“自分のため”のつもりで選んでいることも、そこに「人の目」が入り込むと、それは途端にズレはじめる。

気づかないうちに、自分を置き去りにして、「正解っぽい答え」ばかりを選んでしまっているのだ。

私は今、47歳。まだまだ学びや気づきの連続だ。このことにようやく気がつけた。
それに、この年齢になったからこそ、ようやく気づけたこともたくさんある。

「こういうことだったのか」と、腑に落ちる瞬間が最近は増えてきた。

例えば、自分の感情を無視して、ずっと“がんばりモード”で突っ走ってた日々。
「これくらい大丈夫」と自分に言い聞かせて、疲れてる自分を見ないふりしてたこと。
一番近くにいる“わたし”のことを、ちゃんと見ていなかった。

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本当は、どうしたい?

自分に優しく出典:stock.adobe.com

自分に優しくできないと、他者にも本当の意味で優しくできない
これはたぶん、人生の真理。

だから私は今、少しずつ自分との関係を見直してる。
ちゃんと休ませてあげたり、言葉をかけてあげたり、心の声に耳をすませたり。

とにかく、自分に激甘! 

「えらい」「すごーい!」「その調子!」

自分の隣にいる小さな自分が、常に褒め殺しをしてくれるイメージ。

そうすると、不思議なことに、世界の見え方がちょっとずつ変わってきた。

「自分を大切にする」って、大袈裟なことじゃない。

ひとりでぼーっとする時間をつくることだったり、「もうがんばれない」って素直に言うことだったり、心がざわざわしたら、その理由を探ってみることだったり。

そういう小さな積み重ねが、ちゃんと自分を生きるってことにつながっていく。

自分を大切にするって、「わたしの声を、ちゃんとわたしが聞いてあげること」なんだと思う。

もし今、「私、ちゃんと自分を大切にできてるかな?」って思ったなら、一度立ち止まって、自分に聞いてみてほしい。

「本当は、どうしたい?」

その問いの先に、きっと、“今のあなた”に必要な答えがあるから。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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