黒ずみは漂白しても落ちにくい
結論から言うと、木のまな板についた黒ずみの正体は多くの場合「黒カビ」であり、漂白しても完全には落とせません。
まな板に深く根を張った黒カビは、市販の漂白剤を使っても根絶は難しく、過度にお手入れするとまな板そのものが傷む場合があります。
まな板の黒ずみ汚れを防ぐためにできること
一度生えた黒カビは除去するのが難しいため、いかに黒ずみを発生させないかが木のまな板の寿命を左右します。正しく扱って、大切なまな板を長く愛用しましょう。
対策その1.使ったらすぐに洗う
まな板を使った後のお手入れを怠ると、雑菌が繁殖し黒ずみ汚れが発生しやすくなります。色やにおい移りの原因にもなりますので、使ったらすぐに洗う習慣を心がけましょう。
洗うときは、やわらかいスポンジと台所用中性洗剤でていねいに。まな板は必ず両面とも洗いましょう。
対策その2.まな板の側面をしっかり乾かす
洗った後は、まな板の保管方法もひとくふう。黒ずみは「木口(こぐち)」と呼ばれるまな板の側面から発生しやすいので、この部分に水が溜まらないようにしましょう。横向きに立てておくと、しっかりと空気に触れて乾きやすくなります。吊るして収納すると、全体が良く乾くのでおすすめです。
黒ずみがひどい場合は買い替えを
木のまな板はデリケートで、使用NGな洗剤やお手入れ方法が多いです。長持ちさせるには、日ごろのメンテナンスや使い方が重要なポイントになります。それでも、経年劣化による黒ずみは避けられません。汚れがひどくなったら、思い切って新しいまな板に買い替えて清潔を保ちましょう。