にんじんを切ったあとのオレンジ色が落ちない
にんじんのきんぴら、しりしり、キャロットラペなど、にんじん料理は栄養も豊富で筆者もよく作ります。でも、細かく刻めば刻むほど、白いまな板に鮮やかなオレンジ色がついてしまい、洗剤で洗っても色素が残ったままで困っていたんです。
なぜオレンジ色が落ちにくいの?
まな板に残るオレンジ色の正体は、にんじんに含まれる天然色素のβ-カロテンです。特にプラスチック製のまな板は表面に細かい傷がつきやすく、そこにカロテンが入り込むことで、通常の洗剤では落ちにくくなってしまうんです。でもじつはこのカロテン、油に溶けやすいという性質があります。その特性を利用すると、驚くほど簡単に色素汚れが落ちるんですよ!
にんじんのオレンジ色をきれいにする方法
1.用意するもの
使うのは、油とキッチンペーパー。どちらもキッチンにあるもので簡単にできます。
※今回はサラダ油を使用しましたが、オリーブオイルやゴマ油など、どの油も基本的に効果はあります。ただし、香りが強い油は、洗った後のにおいが残る可能性も。無臭で精製された油がおすすめです。
2.キッチンペーパーに油をしみこませてこする
キッチンペーパーに少量のサラダ油を含ませ、オレンジ色のついた部分を軽くこすります。
軽くこするだけでも、キッチンペーパーにオレンジ色が移ります!
3.仕上げに洗剤で洗う
あとは中性洗剤でサッと洗うだけでOK! まな板のオレンジ色が落ちてきれいになりました。
※ただし、にんじんのオレンジ色が強かったり、キズの多いまな板の場合は色素が取れにくく、うっすらオレンジ色が残ることもあります。そんな時は、再度油をしみこませたキッチンペーパーでこすってみてくださいね。
試してみた油の効果
実際に試してみてわかったのは、油の効果は予想以上でした。1回で落ちない場合でも、もう一度油でなじませてこすれば、ほとんどのオレンジ色が取れます。にんじんのオレンジ色が取れなくなった時はぜひ試してみてくださいね!