教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。
トイレの不快なにおいを放置して招く「思わぬ2つのリスク」
前回の記事では、「トイレの不快なにおいにつながる6つの原因」についてご紹介しました。実は、においを放置することで、思わぬリスクを引き起こす可能性もあるため要注意。放置せず、日頃から対策しておきましょう。
1.害虫を引きよせてしまう
トイレのにおいを放置して衛生環境が悪化すると、害虫を引きよせてしまう恐れがあります。特に、においの原因となる排水口やタンク内に溜まった汚れやヌメリ、有機物などは、チョウバエなどの害虫にとって格好の餌場です。害虫の発生を防ぐためにも定期的な掃除を行い、清潔な状態を維持することが欠かせません。
2.健康へのリスクを引き起こしてしまう
トイレのにおいの原因がカビや菌である場合、それらがアレルギーや呼吸器系疾患を引き起こすことがあります。特にアレルギー体質の方や小さなお子さん、高齢者、免疫力が低下している方は注意しましょう。トイレのにおいは単なる不快感だけでなく、健康面にも影響を及ぼす可能性があるため、早めに対処することが重要です。
トイレのにおい対策は「こまめな掃除」が鉄則
トイレのにおいが気になる場合は、早めに原因を突き止めて対策することが大切です。こまめな掃除を習慣づけて、汚れを溜めない環境づくりを心がけてくださいね!
今回は、日常的にできる掃除のポイントをご紹介します。
サッと拭き掃除で不快なにおいを予防
便器まわり、床、壁、便座のふたの裏側などの尿の飛び散りや便器の裏側の汚れは、こまめに掃除をして取り除きましょう。これらの場所を毎日サッと拭き掃除するだけでも汚れの蓄積を防止し、においの発生を抑えることができます。週に1回程度は洗浄剤やブラシを使って掃除を行ってください。普段見落としがちなところまでキレイにするのが理想的です。
意外と見落としがちな手洗い器もチェック
手洗い器も定期的にチェックしておきたい場所のひとつです。手洗い付きのトイレタンクの場合、給水口や受け皿部分には水垢が溜まりやすい傾向があります。ブラシや使い古しの歯ブラシで軽くこすり、隅々まで洗浄剤を行き渡らせましょう。洗浄剤でなくても、クエン酸水などで代用してもOKです。表面に傷がつくと汚れが溜まりやすくなるため、柔らかいブラシやスポンジを使うとより安心です。
手軽に取り入れやすい!トイレのにおい対策おすすめアイテム
こまめな掃除に加えて、におい対策に便利なアイテムを取り入れるのもおすすめです。上手に取り入れて、清潔な空間をキープしましょう。
芳香洗浄剤を使う
芳香洗浄剤は、トイレタンクの上などに設置することで、水を流すたびに便器内を洗浄しながら、消臭・芳香効果を発揮してくれるアイテムです。効果は3〜4週間ほど持続し、尿石や汚れの付着を防ぐ効果も期待できます。商品によっては除菌成分が配合されているものもあり、便器内の黒ずみの発生を抑えることも可能です。
香りのバリエーションも豊富なので、トイレ空間を自分好みの香りで演出することができます。
塩素系のトイレクリーナーを使う
塩素系のトイレクリーナーは、においの原因となるカビやヌメリなどを除去し、においの元を分解・消臭できるアイテムです。カビ臭や菌由来の腐敗臭、アンモニア臭などにも効果があり、短時間でトイレを衛生的な状態に整えられるメリットがあります。
また、ブラシでこすらなくても、洗浄剤を使用して決められた時間放置するだけで汚れを落とせるのも魅力のひとつです。カビや菌そのものを分解することで、汚れやにおいの再発防止にもつながります。
不快なにおいを放置すると、思わぬリスクにつながる可能性があります。できることから取り入れて、におい知らずの清潔な空間を目指してくださいね!