危ないゴミその1:乾電池
小さいからつい普通ゴミと一緒にまとめがちですが、乾電池は扱いに注意が必要。端子が金属と当たると熱を持ち、火が出ることがあります。
特に、ボタン電池やまだ残っている電池は要注意。誤って不燃ゴミに出すと、発火するおそれがあります。
安全に捨てるためにも、端子部分にはテープを貼りましょう。こうすると電流が流れなくなるため、ショートを防止して安全に処分できます。
きちんと絶縁した後は、自治体が指定する回収ボックスへ。スーパーや家電量販店に回収ボックスを設置している地域もあるので、お近くの拠点を確認しましょう。
危ないゴミその2:スプレー缶
整髪料や消臭スプレー、殺虫剤などのスプレー缶。中身が残ったまま捨ててしまうと、ゴミ収集車の中で爆発するおそれがあるため大変危険です。実際に、ゴミ収集車の爆発事故も発生しています。
スプレー缶は、中身をしっかり使い切って処分するのが基本です。火気のない屋外で、シューっという音がしなくなるまで噴射しましょう。
中身を出し切った後は、プラスチック製のキャップやボタンを取り外し、分別してゴミに出します。スプレー缶は資源ゴミとしてきちんと分別し、処分してください。
危ないゴミその3:ライター
使いかけのライターも意外と危ないもの。中にガスが残っていると、収集車内で引火して火事になる恐れがあります。
ライターもスプレー缶同様に、中身を出し切ることが大前提。火気のない屋外で、しっかりとガス抜きを行いましょう。
空になったライターは、自治体の決まりに従って処分を。ほかの不燃ゴミと区別できるように、透明なビニール袋に入れて出すなど、地域によって細かいルールがあります。
少しのくふうで防げる事故
乾電池、スプレー缶、ライター。この3品目は、つい普通ゴミに混ぜてしまいそうでじつは危険な代表格です。
・乾電池は端子をテープで絶縁
・スプレー缶は中身を完全に使い切ってから
・ライターはガス抜きをしてから
どれも少しの手間で火事や事故を防げます。地域の人々や家族が安全に暮らすためにも、自治体ごとのゴミ出しルールは必ず守りましょう。
※各自治体の最新のごみ出しルールや詳細を確認するようにしましょう。
※参考:広島市「【注意】中身が残っているスプレー缶・カセットボンベ、ライターや電池(リチウムイオン電池等)は発火する危険があります!」