NGその1.電子レンジで加熱する
こちらはご存じの方も多いかと思いますが、改めて注意喚起です。アルミホイルを電子レンジにかけるのは、絶対にやってはいけないNG行為。アルミはレンジの電波を通さないため、反射して火花が散ってしまいます。そのまま加熱すると、思わぬ発火やレンジ故障の原因になりかねません。
アルミホイルの使用は、オーブントースターやフライパンでは問題なく使えますが、電子レンジではNGと覚えておきましょう。お弁当を温めるときなど、うっかり入れてしまわないように気をつけてくださいね。
NGその2.酸っぱい食材を包んで保存する
レモンやトマト、酢を使った料理など酸味のある食品をアルミホイルで長時間包むのも要注意。酸とアルミは反応しやすく、少しずつ溶け出してアルミホイルに穴が開くことがあるんです。これでは、せっかく包んでも液だれしたり、中身がこぼれたりする可能性もあります。
ピクニックやお弁当に柑橘系のフルーツなど酸味のある食品を包むときなどは、ラップや保存容器を使いましょう。
NGその3. 塩分の多い食材を包んで保存する
焼き魚や漬物など塩気の強いものも、アルミホイルで長時間包むのは避けたほうが無難です。塩分は酸と同じようにアルミを腐食させ、黒ずんだり穴が開いたりする原因になります。見た目も悪くなるだけでなく、食材にアルミニウムが溶け出す可能性も……。アルミニウムは、体内に入ってもほとんどが体外へ排出され、健康に悪影響は与えませんが、長い時間保存したいときは、ラップや保存容器に切り替えるのがベストです。
正しく使ってこそ便利なアルミホイル
アルミホイルは便利ですが、決して万能ではありません。電子レンジで使わない、酸っぱい食品や塩気の強いものを長時間包まない、これらを守るだけでトラブルを防げます。ちょっとしたくふうで家事の安心度がアップ。アルミホイルの特性を知って、賢く安全に使っていきましょう。
※参考:東京都保険医療局「梅干を包んだアルミ箔が溶けて穴が開いてしまいました。この梅干を食べても大丈夫でしょうか?【食品安全FAQ】」(https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/anzen/anzen/food_faq/sonota/sonota06)