掃除前の残念な電子レンジ
こちらが掃除前の残念な電子レンジです。飛び散った油、食べカス、焦げなど全体的に付着しています。当然ながら写真には写っていませんが、匂いもそれなりです。もはや普通に拭いただけではビクともしませんがご安心あれ! 困ったときの「重曹」で、今回もサクッと片付けます。
【用意するもの】
・重曹
・水
・耐熱容器(深めのマグや耐熱ボウル)
・キッチンペーパーorショップタオル
・古歯ブラシ
【1】重曹水を作る
まずは重曹水を作っていきます。作り方は簡単で、水200ml程度に重曹大さじ1。「汚れているからもっと入れたい」と思っても、それはNG。重曹を大量に使用し加熱"チン"しすぎると白い跡や結晶が残り、固着しやすくなります。
【2】重曹水スチームで庫内を蒸らす
600Wで約5分(500Wで約6分)の加熱がおすすめ。加熱が終わったら、すぐに取り出さずにそのまま10分間放置して、蒸気で汚れと焦げをふやかします。重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、電子レンジ内部の酸性の油汚れや食品の飛び散りを中和・分解!
※電子レンジの機種や庫内の汚れ具合によって加熱具合が変わるため、様子を見ながら調整してください。
※容器はラップをせずに加熱してください。密閉してしまうと、破裂する恐れがあります。
【3】浮いた汚れを拭き取る
キッチンペーパーorショップタオルで全体を拭き取り。油汚れや軽い焦げはここでゴッソリ落ちます。
【4】細かい部分は歯ブラシで
キッチンペーパーが届きにくい溝などの場所は、古歯ブラシでかき出していきます。十分に充満した重曹水スチームのおかげで、入り込んだ汚れカスもふやかされて取りやすくなっていますよ。
【5】焦げ付き部分を集中攻撃
拭いても取り切れない焦げ付きですが、ここには重曹ペーストを使用していきます。
焦げ付き部分に重曹ペーストをピンポイントにON! この状態のまま5〜10分ほど放置。その後、歯ブラシでこすると焦げ付きはキレイさっぱりなくなりました。
【6】仕上げの水拭き→乾拭き
重曹が残ると白い跡や苦味の原因になるので、最後はしっかり水拭き→乾拭きで仕上げ。この時、ゴムパッキンや扉のガラス縁も忘れずに。
まとめ
重曹スチーム+ペースト攻撃で、しつこい焦げもだいぶ撃退できました。匂いもだいぶ取れましたが、完全に取れたわけじゃないので、もう1度重曹水スチームを行う予定。掃除後の電子レンジを見た奥さんは「料理するのも楽しくなるわ!」と、買ってきた惣菜を温めながら言ってました。
※金属製容器やアルミホイルの使用はNG(発火や事故の原因)
※アルコール含有製品の加熱や使用は爆発や火災のリスクがあるため避ける