新聞紙、捨てていませんか?
読み終わった新聞紙をただ資源ごみにしていませんか? 災害時には驚くほど頼りになる存在です。身の回りにあるもので命を守る知恵として、新聞紙はとても心強いアイテムです。
今回は、覚えておくと安心な「新聞紙でコップを作る方法」をご紹介します。
覚えておくと安心な防災テクニック「新聞紙でコップを作る方法」
準備するもの
- 新聞紙(1面分)……2枚
- ハサミ
※正方形の紙1枚が必要です。強度を出すために新聞紙は2枚重ねが安心です。
作り方
1.新聞紙1枚(1面分)を縦長に置き、半分に折ります。

2.右端を上辺に合わせて、三角に折り上げます。折り紙で、紙飛行機を作るときのようなイメージです。

3.三角形に折ったときに、上にはみ出した部分(赤い線のところ)は、ハサミで切り落としましょう。このひと手間で、きれいな正方形の紙になります。

4.三角に折ったところを開くと、2枚重ねの正方形になっています。

※チラシなど厚手の紙を使う場合は、ここからスタートでOKです。
5.正方形を三角形になるように半分に折ります。

6.左右の角を、写真のように重なるように折りたたみます。

7.三角形の上の部分は、手前の紙を前に、後ろの紙は後ろに折り倒します。2枚重ねている場合は、2枚ずつ折ってください。

8.上部を開いて、コップの形にします。

底になる部分は外側に三角に折って底面を作ったら完成です。
※使用する際は、ラップやビニール袋をかぶせてくださいね。
実際に使ってみると……

実際にラップをかぶせて水を入れてみたところ、2分ほどすると少し傾き始めました。中の水を飲んでみると、やや飲みにくさはあるものの、十分「コップ」として使うことができました。サッと水を入れてすぐに飲むような使い方には、十分対応できそうです。
災害時には、どんな状況になるか予測がつきにくいものです。身近な新聞紙がコップ代わりになるとしたら……とても心強く感じられるのではないでしょうか。
いざというときの備えとして、「新聞紙でコップを作る方法」、ぜひ覚えておいてくださいね。

