じつは「トイレの便器」の劣化が原因?掃除しても便がこびりつく“3つの原因”「うちだけじゃないんだ…」

家のこと

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2025.10.16

お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。毎日きちんと掃除しているのに、なぜか便器に便がこびりついてしまう……。実は掃除の仕方ではなく便器そのものに原因があるかもしれません。ここでは、よくある3つの原因と、今日からできる簡単な対策をご紹介します。

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原因その1.コーティングが落ちている

便器表面のコーティングも劣化する出典:image.saita-puls.com

新品の便器には、メーカーによって異なりますが、水をはじいて汚れを寄せつけないコーティングがされている場合があります。しかし、コーティングも長く使っているうちに劣化していくものです。
防汚効果が弱まると、汚れが引っかかりやすくなり、便が残りやすくなります。

原因その2.経年劣化でできた細かなキズ

経年劣化の傷が増えると汚れもつきやすくなるる出典:image.saita-puls.com

経年劣化で生じるのは、コーティングの低下だけではありません。目には見えない小さな傷が、少しずつ増えていきます。こうした凹凸に汚れが入り込み、こびりつきがひどくなる場合があるんです。
「掃除しても前より落ちにくいな……」と感じたら、便器表面の劣化サインかもしれません。硬いブラシでゴシゴシこすると傷が広がるおそれがありますので、やわらかいブラシでお手入れしましょう。

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原因その3. 使っている洗剤が合っていない

洗剤の使い方にも注意出典:image.saita-puls.com

トイレ用洗剤には「中性」「酸性」「アルカリ性」があり、素材や汚れによって合う・合わないがあります。黄ばみ対策には酸性洗剤が有効ですが、頻繁に使ったり放置する時間が長すぎたりすると、便器表面のコーティングを傷めるおそれがあるんです。
日常の掃除には中性洗剤をメインに使うのがおすすめ。頑固な尿石や水アカなどの部分だけ、スポット的に酸性タイプを使うと、便器を守りながらキレイを保てます。

便器を長く大切に使い続けるために

便がこびりつく原因は、汚れのしつこさではなく“便器のコンディション”が原因となっているケースもあります。便器を長く大切に使い続けるためにも、洗剤の使い方や掃除方法に気を配りましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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