知らなかった。「節電タップ」の“あぶない使い方3つ”「ちゃんと確認してなかった」「火災の原因にも…」

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2025.11.16

スイッチを切るだけで、待機電力をカットできる「節電タップ」。いちいちコンセントを抜く必要がなく、手軽に節電できる優れものです。しかし、使い方を間違えると危険なことも……。そこで今回は、知らないうちにやっているかもしれない「節電タップのNG行為」を3つご紹介します。

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NGその1.お手入れをしないまま使い続けている

NGその①お手入れをしない出典:stock.adobe.com

節電タップに家電のコードを差したまま放置していませんか? 便利な反面、タップ周りを掃除せずに放置するとホコリが溜まり、思わぬ事故につながることがあります。

トラッキング火災のイメージ出典:stock.adobe.com

コンセントまわりには意外とホコリが溜まりやすく、長い間ほったらかしにしているとトラッキング現象を引き起こすおそれがあります。特に、テレビの裏や冷蔵庫の横など、手が届きにくくホコリが溜まる場所は要注意です。
プラグはたまに抜いて、節電タップまわりのホコリを取り除きましょう。また、見た目がきれいでも内部が劣化していることがあるので、3〜5年を目安に交換しておくと安心です。

※使用状況や環境によっては、3〜5年より早めの交換が必要です。異常があればすぐ取り替えましょう。

NGその2.水まわりや湿気の多い場所で使っている

NGその②水まわりの近い場所で使う出典:stock.adobe.com

節電タップは、使う場所にも注意が必要です。キッチンや洗面所など、水が飛びやすい場所で節電タップを使うのはNG。多くのタップは防水仕様ではないため、水が入ると感電やショートの原因になります。
シンクのそばに置いたり床に直置きしたりすると、知らないうちに濡れていることもあるため気をつけましょう。

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NGその3.定格電流を超えて使ってしまう

NGその③定格電流を超えて使う出典:stock.adobe.com

コンセントには、「定格電流」と呼ばれる使用できる電力量の上限があります。家庭用コンセントの場合は、1,500Wまでが一般的。これを超えてしまうと、タップが熱を持ち、最悪の場合は発火することもあるんです。
ドライヤー(約1,200W)や電子レンジ(約1,400W)のように、ワット数が大きい家電を使う場合は、併用しないよう注意してください。家電のワット数は裏面や説明書に書かれているので、一度チェックしてみてくださいね。

※約○Wは目安です。実際の消費電力は製品ラベルや説明書で確認してください。

節電タップを上手に活用しよう

節電タップは、正しく使えばとても便利で頼もしい存在です。しかし、使い方を誤ると、火災などの事故を起こすリスクが高まります。使い方の注意点を守り、定期的なメンテナンスや交換を行って、節電タップを安全に活用しましょう。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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