「追越し禁止」と思ってない?似ているけど意味が違う「道路標識」の落とし穴

カルチャー

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2025.11.06

車を運転していると、青や赤の標識がたくさんありますよね。中には似ている標識もいくつかありますが、まったく違う意味を持つものもあるため注意が必要です。ここでは、特に勘違いしやすい「道路標識の本当の意味」についてご紹介します。

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「追越し禁止」は間違い!

「追い越しのための右側部分はみ出し通行禁止」の標識出典:stock.adobe.com

今回ご紹介するのは、道路でもよく見かけるこちらの標識。ふたつの矢印に赤い斜線が入っています。
見た目は、「追越し禁止」のように見えますが、じつは間違いです。仮に運転免許試験で「この標識はどんな意味ですか?」と問われたときに、追越し禁止と答えると不正解になります。

本当の意味は?

追い越す車のイメージ出典:stock.adobe.com

この標識の本当の意味は、「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」です。どういうことかというと、追越し自体が禁止されているわけではありません。
センターラインをまたいで右側にはみ出しての追越しが禁止されているだけで、車線内での追越しは認められています。

ちなみに、「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」の区域には、一般的には黄色いセンターラインが引かれています。標識に気付かなかった場合は、センターラインが黄色のときははみ出して追越してはいけないと覚えておきましょう。

「追越し禁止」の標識はコレ!

補助標識で追い越し禁止の有無が分かる出典:stock.adobe.com

「追越し禁止」の標識は、センターラインをはみ出すかどうかに関係なく、追越し行為自体が禁止されます。「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」標識の下についている“補助標識”に、「追越し禁止」と書かれている区間がその対象です。
この補助標識がついている区間は、追越し行為をすると違反になりますので注意しましょう。

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標識の正しい意味を理解しよう

「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」は、“追越し全般がダメ”という意味ではなく、“センターラインを越える追越しがダメ”という標識。細かな違いですが、意味をきちんと知っておくことで、安全への意識がぐっと高まります。
毎日の運転に慣れている人こそ、見落としがちな標識かもしれません。日頃見慣れた標識でも、意味を正しく理解することが安全運転につながります。今一度、確認してみてください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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