知らなかった。車のフロントガラスにある「ナゾの黒いドット柄」の正体

働く・学ぶ

2025.09.24

車のフロントガラスをよく見ると、端の方に黒いつぶつぶのようなドット柄がついています。ふだんは気にもとめない部分かもしれませんが、じつは車を安全に運転するための欠かせない存在なのです。ここでは、意外と知らない“車のフロントガラス”にある「ナゾの黒いドット柄」の正体と、その役割についてご紹介します。

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ナゾの黒いドット柄の正体は「黒セラミック」

フロントガラスの黒ドットは「黒セラ」

車のフロントガラスの縁には、黒いドット柄がついている場合があります。すべての車種についているものではないものの、国産車なら新車であればほとんどの車に見られる装備です。
このドット柄、じつはデザインのためだけについているわけではありません。正式には「黒セラミック」、通称“黒セラ”と呼ばれています。その役目は、ルームミラーの日差しを遮ること。黒セラがルームミラーのまわりに多く配置されているのは、後方確認のために視線を上げたとき、すき間から太陽光が差し込んでくるのを防ぐ役割を果たします。
運転中のまぶしさをやわらげ、安全に走行するうえで「黒セラ」は欠かせない存在なのです。

ルームミラーに太陽光がさすのを防ぐ役割も!

ルームミラー付近の黒セラは「センターバイザー」」出典:stock.adobe.com

車種によっては、黒セラがフロントガラスのルームミラーのあたりに集中してついている場合があります。もちろんこれも、意図的なもの。
後方を確認するためルームミラーに目を向けたとき、ルームミラーのすき間から太陽光が差し込んでくるのを防ぎます。こういったルームミラーのあたりにある黒セラは、別名「センターバイザー」と呼ばれることも。
ちなみに、黒色でカバーするのではなく“あえて”ドット柄にしているのには、運転中の視界を保つためなんだとか……。多くの車に搭載している黒セラは、地味な見た目とは反対に小さな日よけとして日々働く、大切なパーツなんですよ。

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黒セラは剥がせない

黒セラはガラスに直接プリントされている

フロントガラスの黒セラはフィルムのようにも見えますが、じつはガラスそのものにプリントされています。そのため、必要ないからとフィルムのように剥がすことはできません。
見た目は小さな模様のようでも、車を安全に運転するために欠かせない「黒セラ」。その存在を知ると、よりドライバーとしての知識が豊かになるかもしれません。

※メーカーや車種によって仕様が異なる場合があります。
※車の具体的な仕様については、販売店または取扱説明書でご確認ください。

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著者

三木ちな

三木ちな

クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級の資格を保有し、お掃除のプロとして掃除や収納の知識を発信する、子ども3人のママライター。時短家事スペシャリストを受講し、家事や仕事で忙しい人でも「簡単にできるお掃除方法」を得意とする。 また、節約生活スペシャリストとして、食費2万円台で暮らす節約術や、ふるさと納税、業務スーパーのお買い物術などみんなが知りたい情報をいちはやくキャッチしお伝えしています。 腸活アドバイザーの資格を活かし、節約術だけでなく、カラダにいい食費節約術も発信中。

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