靴の汚れは心の汚れ⁉
今回洗うスニーカーは、もう何代目か忘れるほど何十年も愛用しているモデルです。白いボディなので汚れが目立ってしまうものの、好きなので仕方がない。ただ、「オシャレは足元から」というように、汚れたまま履きたくはありません。いくら洋服がきれいでも靴が汚かったら全てが台無しですからね。
【用意するもの】
・スニーカーが入る容器
・中性洗剤
・酸素系漂白剤(※白い靴ひも限定)
・歯ブラシ
・重曹(つけ置き消臭)
・新聞紙
・ゴム手袋
【1】靴紐、中敷きを外す
まずは下準備。靴紐と中敷きを外すところからです。面倒でも後々の仕上がりに差が出てしまうので、必ず行いましょう。靴紐を付けたまま洗うと、隙間に洗剤が残ったり型崩れの原因になったりするため注意が必要です。
【2】濡らす前にブラッシング
いきなり濡らすのではなく、乾いた状態のまま古歯ブラシなどでさっと乾いた泥やホコリを落とします。ここで水をかけると泥が広がるので、最初は“ドライ掃除”が鉄則です。
【3】紐は酸素系漂白剤でつけ置き
オキシクリーンなどの酸素系漂白剤をお湯に溶かします。そして、そこに靴紐を入れて、1時間程度つけ置きします。
【4】洗浄前に消臭
決して臭くはないんですけど、念のために消臭しておきます。水1リットルに対して重曹大さじ3杯を投入した容器にスニーカーと中敷きを入れて、こちらもつけ置き。1時間程度このままにしておきましょう。もう1度言います。決して臭くはないんですよ。
【5】靴紐はウタマロでもみ洗い
1時間ほどつけ置きした靴紐は、一旦水ですすぎ洗い。その後はウタマロでもみ洗いして、再度水で洗い流します。
【6】中性洗剤で優しく洗う
ブラシや歯ブラシを使い、泡をつけながら全体を優しくこすります。力任せにこすってしまうと素材を傷める危険性があります。中敷きも同じようにウタマロでしっかり洗います。紐と中敷きはネットに入れてそのまま洗濯機へ。
【7】すすぎは念入りに
洗剤が残らないようにしっかりと水で洗い流します。洗剤が残ったまま乾かしてしまうと、洗剤に紫外線が反応して黄色く変色してしまいます。しつこいぐらいすすぐことをおすすめします。
【8】時短&型崩れ防止に新聞紙をIN
風通しの良い場所で陰干しするのですが、その前にくしゃくしゃに丸めた新聞紙やキッチンペーパーを、靴のつま先からかかとまで、形を整えるように意識しながら詰めていきます。新聞紙は湿気やにおい取りにも効果的で、靴の型崩れ防止にも役立ちますよ。
まとめ
白スニーカーの汚れは、放置すればするほど落ちにくくなります。でも、正しい手順でお手入れすれば何度でも白さは戻せます。ポイントは“やりすぎない”こと。強い薬剤や直射日光を避けて、やさしくケアするだけで見違える仕上がりに。お気に入りの一足を長く履き続けるためにも、月に一度のメンテナンスを習慣にしてみてくださいね。
ちなみに、当然のように最高司令が「妻:私のもやるよね」と渡してきたので、投げつけてやろうかと思いましたが……しっかり洗ってやりました!
【注意】
・本記事で紹介したお手入れ方法が可能な素材:キャンバス・メッシュ・ナイロン・ポリエステル系、NGな素材:レザー・スエード
・塩素系漂白剤(ハイター原液など)は使用しない → ゴムが変色・溶ける恐れあり!
・直射日光で干すと、紫外線で再び黄ばみます。
・強アルカリ洗剤の長時間放置 → ゴムが硬化してヒビ割れの原因に
・手荒れ防止の為、ゴム手袋を着用しましょう。