教えてくれたのは……タスカジのみけままさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。20年以上もの間、家事代行・ハウスクリーニングに携わり、経験を生かしたテクニックで家中の汚れをピカピカに。レビュー評価が圧倒的に高く、熟練の掃除ワザでリピーター続出。タスカジで講師としても活動している。テレビ・雑誌・WEBなど各種メディアにも多数出演し、生活に役立つ家事ワザを紹介している。
普段は見えないけれど、じつは汚れが溜まりやすい「トイレの便器フチ裏」
トイレ掃除というと、つい目に見える部分ばかりを掃除しがちですよね。しかし、じつは見えにくい場所ほど、汚れが溜まりやすいので要注意!
特に気をつけたいのが、「便器の手前側のフチ裏」です。 この部分は、どうしても尿がはねやすく、気づかないうちに黄ばみ汚れがこびりついていることも。最近はフチ裏のない便器も増えていますが、フチがあるタイプの便器では、上から見ただけでは汚れに気づきにくいのが実情です。かがんで覗き込むように見てみると、びっくりするほどの汚れが潜んでいることもよくありますよ。
今回は、フチ裏の頑固な黄ばみ汚れを落とす簡単なお掃除方法をご紹介します。
用意するもの
- クエン酸スプレー
- トイレットペーパー
- 必要であれば、歯ブラシなど
クエン酸スプレーは市販のものでOKです。泡タイプのクエン酸スプレーは汚れに密着しやすく、特におすすめです。
手作りする場合は、100円ショップなどでよく見かけるスプレー容器にクエン酸の粉末を入れて用意してください。固まった尿石汚れには、濃度を少し高めにしたほうがより効果的。私は容量270mlのショートタイプのスプレーボトルに水を入れ、クエン酸の粉末を大さじ1杯ほど入れて作っています。
※手作りクエン酸スプレーは、早めに使いきるようにしてください。
1.クエン酸スプレーを吹きかける

汚れが気になるフチ裏に、クエン酸スプレーをシュッと吹きかけます。
2.トイレットペーパーで湿布する

湿布をする際によくラップを使いますが、便器の場合は流れて詰まってしまうといけないので、トイレットペーパーを貼りつけて湿布しましょう。
3.さらにクエン酸スプレーを吹きかけてしっかり浸透させる

貼りつけたトイレットペーパーの上から、またさらにクエン酸スプレーを吹きかけて、しっかりと湿らせておくのがポイントです。乾きにくくするためにフタを閉め、30分ほど放置して汚れに浸透させてください。
4.湿布をはがし、こすり洗いをする

時間をおいたら、トイレットペーパーをはがします。固まった汚れがゆるんでいるので、必要に応じてブラシなどで軽くこすり、水で流しましょう。一度で落ちきらない場合は、湿布とこすり洗いを数回くり返して、少しずつ汚れを薄くしていってくださいね。
この“見えない汚れ”をクエン酸で湿布している間に、便座や床まわりなど、ほかの部分のお掃除に取りかかるのがおすすめです。ぜひ一度、便器のフチ裏をかがんでチェックしてみてくださいね!
※クエン酸スプレーは、使用上の注意をよく確認のうえ、使用してください。


