NGその1.スプレー缶
絶対的にNGなのが、スプレー缶です。卓上コンロのガスボンベのほか、ヘアスプレー缶や消臭スプレー缶も床暖房の上に放置してはいけません。
スプレー缶が温まると中のガスが膨張し、爆発するおそれがあります。最悪の場合、火災を引き起こすことがあります。
NGその2.カーペットや布団を敷きっぱなしにする
床暖房を備えたフローリングに、カーペットは必要ありません。むしろ、ラグやカーペットを敷くと床との間に熱がこもり、フローリングが変形・変色するリスクがあります。
ちなみに、布団も例外ではありません。カーペット同様熱が逃げにくくなり、フローリングの劣化につながります。
床暖房部分は、カーペット・布団などを敷くのは避けるべきです。またクッションなど、保温性の高いものも置かないよう気をつけましょう。
※カーペットやラグを敷きたい場合は、熱がこもりにくい加工が施された床暖房対応(専用)のものを選びましょう。
NGその3.こたつやホットカーペットを同時に使う
床暖房には、「こたつ」や「ホットカーペット」など併用できないとされている暖房器具があります。同時に使えば暖かさが増すような気がしますが、床暖房の上に直接置くのはNG。熱がこもってフローリングの変色やひび割れにつながります。
床暖房だけでも十分暖かいので、安全性を保つためにも併用は避けてください。
NGその4.足がついていない家具を置く
底がベタッと床にくっついている家具は、意外と盲点になりやすいNGなアイテムです。熱の逃げ場がなく、フローリングの寿命を縮めてしまうことがあります。
床暖房のフローリングに家具を置く場合は、熱を放出できる脚つきのものを選びましょう。床から数cm離せる高さがあることを確認してください。
床暖房だからこそ「置けないもの」もある
床暖房は本当に快適ですが、その上に置いてはいけないものは意外と多いです。知らずにいると、フローリングが傷むだけでなく、火災を引き起こす危険もあります。
床暖房をフル活用するこの季節だからこそ、一度正しく使えているか見直してみましょう。
※使用上の注意や正しい使い方については、各メーカーの取扱説明書を参照してください




