じつは想像以上にデリケート!「木製ドア」の“やさしい掃除術”「水分や洗剤に注意」「傷ませない」

家のこと

2025.12.23

今日は、「木製ドア」だけに“全集中”して掃除していきます! 木製ドアは、実はおうち掃除の中でも“特にやさしく扱わないといけない場所のひとつ”なんですよね。なぜなら木って、「水分に弱い・擦れに弱い・洗剤に敏感」だから。ちょっと強い掃除をしただけで、白くなったり、ザラついたり、表面が浮いてきたり……。だからこそ、ポイントさえ押さえた掃除を行えば、一気にきれい&長持ちしてくれるんです。

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予想以上に付着しているホコリ

ドアの表面にホコリ

はじめに、今回のドア掃除法は、白木などの「表面加工されていない、水が染み込む木材」には適していませんのでご注意ください!

上の写真は、カメラの顕微鏡モードで撮ったドア表面。遠目からではわかりませんが、実際は全体にこのようなホコリが付着しています。これに加えて、手垢や皮脂汚れが少しずつ蓄積されているんですね。

【用意するもの】
・中性洗剤(ウタマロ)
・ぬるま湯
・マイクロファイバークロス
・綿棒orメイク用ブラシ
・家具用ワックス(なくてもOK)

上から下へ、まずはホコリを落とす

ハンディモップでホコリを落とす

「いきなり水拭きしよう」なんて人はいませんよね?  最初は乾いた状態のまま、表面に付着しているホコリを落とすところからスタートします。上から下へ、重力に任せてしっかり落としていきましょう。

僕はハンディモップを使いましたが、ドライ拭きでもOK。ドア上部の平らな部分は特にホコリが溜まりやすいので、ここも忘れずに。

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洗剤は“極薄”が正義。ぬるま湯に1〜2滴が限界

極薄な洗剤

木は「アルカリ」も「酸」も苦手です。中性洗剤でも濃すぎるとシミの原因になります。 目安は、ぬるま湯に対して「1〜2滴」。ほぼ水、くらいがベストです。薄めた洗剤水をクロスに含ませたら、力の限りギュッと絞る。ここ、かなり大事です。

取手部分の洗浄

皮脂が定着しやすい取手まわりは、やさしく丁寧に拭きましょう。

クローゼット拭き掃除

また、クローゼットの折り返し部分やドアの側面は見落としがちです。ここもしっかり洗剤水でリセットしておきましょう。

洗剤を残さない“水拭き”→“乾拭き”が命

水拭きからの乾拭き

洗剤成分が残ると、木が曇る原因に。 次は水を含ませて絞ったクロスで、軽く全体をリセットします。ここでも水分は最小限を心がけます。

そして、最も大切なポイントが乾拭き。木は水分が残ると、「膨張→ザラつき→白濁」という最悪ルートに突入します。仕上げは「さっと」じゃダメ。しっかり乾くまで、「2回乾拭き」がおすすめです。

通常のドア掃除なら、ここまでで完了です。かかる時間は約10分。 家中のドアを掃除するなら、これくらいの負担感がちょうどいいですね。

ワンランク上の仕上げ:ワックス拭き

ツヤ出しワックス

ここからは、「きれいな状態を長持ちさせたい人」向けの仕上げ方法をご紹介します。 使うのはリンレイの家具用ツヤ出しワックス。雑巾に少量スプレーし、ドア全体に薄く塗り広げます。表面に膜を作ることで、ホコリの再付着を抑えつつ、自然なツヤが出ます。

ワックスの効果

写真の右半分がワックス後です。照明の反射具合が、効果をわかりやすく教えてくれています。

まとめ:木製ドアは奥さんへの態度と同じくらいやさしく

掃除後のドア

木製ドアは、とってもデリケートで、ちょっとの刺激で拗ねちゃう子です。
だからこそ、「水分を可能な限り残さない」「洗剤水は極薄」「乾拭きは入念に」の3つのポイントを押さえて掃除するのが正解です。決して、適当に掃除することなかれ! あなたのおうちが、もっと心地よくなりますように。ではまた!

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著者

のん

のん

4人と2匹の6人家族のサラリーマン。妊娠中だった奥さんの代わりに掃除を始めると、元来持っていた凝り性が発動。キレイになっていくビフォアフに魅了され、家のあらゆる箇所を攻略。そのうち生活向上委員会<MEGAZINE>なる趣味全開のお掃除中心のVLOGサイトを開設し、自己満足を楽しんでいる。しかし家族から「人型の口うるさいルンバ」と言われている点だけは納得がいっていない。掃除以外にもサッカー、プラモデル、DIY、カメラと趣味が爆発中。

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