「幸福度が低い人」が陥りがちな“春のメンタル不調”4つの理由

カルチャー

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2026.03.15

春が近づく一方で、なぜか気分が落ち込みやすい……。そんなふうに感じている方はいませんか? 3月は、環境の変化や周囲のムードに影響され、心も体もゆらぎやすいタイミング。“なんとなくしんどい”の正体は、一体なんなのでしょうか。心理学・脳科学に詳しいマインドトレーナー田中よしこさんに「幸福度が低い人に起こりやすいメンタル不調の理由」を教えていただきました。

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教えてくれたのは……マインドトレーナー 田中よしこさん

田中よしこさん

株式会社コレット代表取締役。心理学、脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。『モヤモヤしない考え方』(ワニブックス)/最新刊『私は私を幸せにできる』(KADOKAWA)がある。

幸福度が低い人に起こりやすい「3月のメンタル不調」4つの理由

世の中が「おめでたい」「希望」「フレッシュ」といった空気感に包まれる春。それなのに、なぜか気分が重くて、心がついていかない……。そんな感覚に戸惑っていませんか?

実はこれは、決して珍しくない現象です。「春なのに元気が出ない私は、幸福度が低いの?」と、自分を責めなくて大丈夫。むしろ3月は、誰もが心のエネルギーを大きく消耗しやすい、“メンタルの難所”でもあるのです。

今回は、幸福度が低下しやすい人が陥りがちな、「3月特有の不調の理由」をひも解いていきましょう。

1.「変化」という名のストレスを見過ごしている

コーヒーを持つ女性出典:stock.adobe.com

心理学では、結婚や昇進といった“おめでたい出来事”でさえ、心にとっては大きなストレスになると言われています。 特に3月は、家族の就職や引っ越し、職場の体制変更など、変化や新しいニュースに触れる機会が増える時期。たとえ自分自身のことでなくても、“環境のゆらぎ”が生まれやすくなります。

幸福度が下がりやすい人ほど、こうした変化を「毎年のことだから」「喜ばしいことだから」と、片付けてしまいがち。「変化に対応するだけで、脳はかなりのエネルギーを使っている」という事実を知っておきましょう。「なんだかしんどいな……」と感じたら、いつも以上にリラックスできる時間を大事にしてくださいね。

2.「世間のキラキラ」と「自分の日常」を比較してしまう

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SNSを開けば、卒業式の感動的な写真や、新生活への期待に満ちた言葉があふれています。そんな“周囲の幸せそうなムード”と、淡々と家事や仕事に追われる自分の日常を比べてしまうと、心にひんやりとした隙間風が吹き込むことも。

「みんなは前を向いているのに、私は停滞している」。そんな相対的な孤独感が、この時期特有のお祝いムードによって強調されてしまい、自分の悩みや疲れが際立って自己肯定感が下がってしまうこともあります。

しかし、SNSに映る誰かの幸せは、あなたの人生に直接関係のないこと。そうシンプルに捉えるだけで、心が少し軽くなるかもしれません。

3.三寒四温による「自律神経のジェットコースター」

疲れている女性出典:stock.adobe.com

3月は、気象学的にも1年の中で特に寒暖差が激しい季節です。冬のように冷え込んだかと思えば、翌日は初夏のような陽気になることもありますよね。40代・50代の体はホルモンバランスの変化も重なり、気温差にうまく対応しきれないことも。

そんな中で「なんだか体がだるい」「やる気が出ない」と感じても、真面目な人ほど「これは自分の甘えかも」と、つい気持ちの問題にしてしまいがち。しかし実際は、自律神経が乱れやすい時期なのです。ストレッチをしたり、お風呂にゆっくり浸かったりして、体と心をやさしく整えてあげましょう。

4.無意識に「理想の自分」を強要している

考える女性出典:stock.adobe.com

「4月からは新しい自分になりたい」「心機一転、頑張らなきゃ」といった春特有のプレッシャーも、知らず知らずのうちにメンタルを追い詰めてしまうことがあります。「新年度=変わらなければならない」という思い込みが強いほど、今の自分にダメ出しをしてしまい、「このままの私ではダメだ」と焦りが募ってしまいがちです。

3月の不安定な心にその焦燥感が重なると、幸福度を大きく下げてしまうことにつながります。人は、リラックスしているときの脳の状態が一番力を発揮できると言われています。自分に“気を張ってる感”がないか、意識してみてくださいね。

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春のゆらぎにやさしく寄り添うために

背伸びする女性出典:stock.adobe.com

3月は、季節の変わり目と人生の節目が重なり、心がゆらぎやすい時期です。だからこそ大切なのは、無理にやる気を出そうとしたり、笑顔を作ろうとしたりして、つい頑張りすぎてしまう自分を少しゆるめてあげること。ときには一旦お休みして、“ゆったり時間”を楽しむことが、春を健やかに乗り切る最大のコツです。

あなたの可能性が引き出されやすい環境は、どのような状態なのか。この機会に自分にとって心地よい環境やペースを見直してみてくださいね。

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著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

教えてくれた人

田中よしこ

田中よしこ

株式会社コレット代表取締役。心理学・脳科学、コーチングの知見を取り入れ、「自分を本当に知る」ことをメソッド化。個人セッションやセミナーなどを中心に、潜在意識を整え、本心と「未来の理想の思考」を引き出す方法を伝えている。

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