教えてくれたのは……おそうじダイアリーさん
関東エリアを中心に、洗濯機分解清掃を行っている掃除のプロ。年間約600台の洗濯機をきれいに清掃している。YouTubeチャンネルの「おそうじダイアリー」では、家庭でできるかんたんな掃除方法を発信中。
同じ洗剤でも“お湯と水”でここまで差が出るのか?
今回は、普段使用している洗濯洗剤の洗浄力が水温によってどのように変わるのか、実験をもとに紹介します。
ポイントは「お湯」
実験では、約36〜37℃のぬるま湯(人肌程度)を使用しました。ソース・野菜ジュース・ファンデーション・泥汚れを付着させた布を同条件で約5分間洗濯し、その後一晩乾燥させて比較しています。
実験結果
一見わずかな温度差ですが、結果にははっきり差が出ました。
ぬるま湯を使用した場合は、全体的に白さが増す傾向が見られました。
一方、水道水(約15〜16℃)では一定の洗浄効果はあるものの、シミや汚れの残りが確認されました。
また油性マジックの汚れについても、ぬるま湯の方がにじみや変化が大きく、汚れが浮きやすくなる傾向が見られました。
このことから、水温の違いが洗浄力に影響する可能性が示されました。
家庭でできる洗浄力アップのコツ
1.汚れは早く落とす
まず大切なのは、汚れをできるだけ早く落とすことです。時間が経つほど汚れは繊維に定着するため、早めの予洗いが重要です。
2.ぬるま湯を使う
30〜40℃程度のぬるま湯を使うことで、洗剤の働きが安定し、洗浄力の向上が見られる可能性があります。
※使用製品のパッケージ記載の適正量に従ってください。
3.すすぎには水道水を必ず使用する
お風呂の残り湯は「洗い」には使用可能ですが、「すすぎ」は必ず水道水(清水)を使用してください。
これにより、汚れ戻りや雑菌残りを防ぐことができます。
4.酸素系漂白剤を活用する
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は漂白や洗浄の補助として、除菌への補助的な作用が期待される成分です。ぬるま湯と併用することで洗浄力アップをサポートします。
※ただし使用量は製品表示に必ず従ってください。
残り湯・酸素系漂白剤の注意点について
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は、以下の素材には使用できません。
・毛(ウール)
・絹(シルク)
・革製品
・金属製ボタン・ファスナーなど金属付属品のある衣類(長時間の使用は避ける)
・色柄物(色落ちの可能性があるため事前確認が必要)
また、残り湯を使用する場合は衛生面にも注意が必要です。
このように、お湯や酸素系漂白剤は効果的ですが、素材や汚れによって使い分けることが大切です。
お湯洗いの注意点
お湯洗いは効果的な場合がありますが、注意も必要です。
・血液や汗などのタンパク質汚れは高温で固まることがある
・ウールやシルクなどは縮みや劣化の原因になる
・色柄物は色落ちや剥がれの可能性がある
素材に応じた使い分けが重要です。
洗濯の仕上がりは“水温”で変わる
今回の実験からも分かるように、少しの工夫で仕上がりに違いが出る可能性があります。ただし洗剤量や素材に適した使い方を守ることが前提です。正しい使用方法を守りながら、日々の洗濯に取り入れることが大切です。
※こちらの記事は元画像の提供者さまより許可を得て作成しています。








