「スイーツがおいしい」だけじゃない。話題のホテルのアフタヌーンティーに惹かれる理由【今の私にちょうどいいしあわせ】

料理・グルメ

2026.06.27

がんばることや前に進むことが当たり前だと信じていた時代を少し過ぎて、「このままでいいのかな」と立ち止まる瞬間が、誰にでも訪れる。 たとえ正解が見つからなくても、たとえ大きな一歩じゃなくても、無理はしないで笑っていたい。そう、きっと今日の私も大丈夫。 心地よいサービスと笑顔に出会えたとき、ガチガチにこわばっていた心がゆっくりと解けていく……。日常にない景色と、確かなもてなし。そこにあるのは、自分自身を慈しむ感覚を取り戻すための大切な時間。

広告

なぜヌン活なのか

ヌン活

おしゃべりなら近くのカフェで充分だし、食事なら行きつけのお店を予約すれば間違いないけれど、「学生時代の友人と久しぶりに」とか「お誕生日を祝おう」ということなら、個室のあるお店でのランチやホテルのアフタヌーンティー(ヌン活)を選択肢に入れてもいい。

アフタヌーンティー

テーブルに運ばれてくる美しいスイーツ。窓の向こうに広がる景色。洗練されたインテリア。写真映えする要素はいくらでもある。

だから以前の私は、こうした場所で心が満たされるのは「普段は手が届かない贅沢を味わえるから」だと思っていた。

ココロを満たしてくれるモノ

ホテル

けれど、取材を重ねるうちに気づいたことがある。
私を本当に癒やしてくれていたのは、高価な料理や豪華な空間だけではなく、スタッフの方々が向けてくれる、あたたかな心づかいだった。

エントランスを整えながら、気配を感じると笑顔で丁寧な会釈を向けてくれたり、席まで案内するときの穏やかな声。写真撮影のために料理の向きを整えてくださるさりげない気遣い。帰り際に笑顔で送り出してくれる姿。

hotel

そのひとつひとつは小さなことかもしれない。

けれど、その積み重ねによって「あなたを歓迎しています」「あなたに心地よく過ごしてほしいと思っています」というメッセージが伝わってくる。

広告

「大切に扱われる」幸福感

1 Hotel Tokyo

1 Hotel Tokyoでは、自然素材に囲まれた落ち着いた空間が印象的だった。地上から遠く離れた高層階にあるとは思えないほど多くの植物が出迎えてくれる。

これらは「時間を味わう体験」として提供しているという。

実際にその場に身を置いてみると、そこに流れる時間そのものを大切に扱っていることが伝わってきた。

ホテル

また、Ace Hotel Kyotoで印象に残っているのは設備やデザインだけではない。そこにいる人たちの自然な距離感や、肩肘張らない心地よさだった。私の視界には入らない、離れたところから常に目配り気配りをしてもらっているおかげで、ひとりで広い空間で食事をしていても、緊張感はなく、心身ともにリラックスすることができた。

エースホテル

思えば人は、「大切に扱われた」と感じたときに、幸福感を得られるのかもしれない。

忙しい毎日の中で、自分自身を後回しにしてしまうことは少なくない。だからこそ、丁寧にもてなされる時間は、自分の存在を肯定してもらえるような感覚を与えてくれる。

エースホテル

ホテルの魅力は、上質な食材を使った料理やスイーツ、こだわりの調度品に囲まれたラグジュアリー感だけではない。

むしろ魅力の本質は、その場所で働く人たちが生み出す、おもてなしの空気そのものにある。

もっと私を癒そう

ホテル

幸福感は、自分の心で感じるもの。
誰かと比べて測るものではない。

部屋を出るときに、いつも思う。
今度は私も、誰かをこんなふうに大切にできる人でありたい。
そして、自分自身のことも、もう少しやさしく大切に扱ってあげようと。
そんなプライスレスな気づきを与えてくれるのも、洗練されたおもてなしの力なのかもしれない。

■ 1 Hotel Tokyo https://www.1hotels.com/tokyo

■ Ace Hotel Kyoto   https://jp.acehotel.com/kyoto/

広告

著者

みやむらけいこ

みやむらけいこ

ライター・インタビュアー歴20年以上。媒体を問わず取材執筆を行う。現在では自身の主食「チョコレート」や時間やタスク管理だけではなくココロを整える「手帳」、軽やかに生きるための「自分と向き合う方法」、シゴデキ女子や店舗の「密着取材」などをライフワークとして行う。

この記事をシェアする

気になるタグをチェック!

saitaとは
広告