繊維の奥には“寝汗や皮脂”が潜んでる。シーズンオフの「毛布」をしまう前の“スペシャル洗濯術”

掃除・暮らし

2026.06.11

洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。暖かくなってきて、毛布はクローゼットにしまう季節ですよね。ただ、毛布をそのまましまっていませんか? 冬の間ずっと使っていた毛布には、寝汗や皮脂がたっぷり蓄積しています。そのまましまうと、嫌なニオイやカビの原因に。今回、スタッフが3ヶ月洗っていなかった白い毛布をつけ置き洗いしてみました。その汚れ具合やケア方法を確認しておきましょう。

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つけ置き30分で、この汚水……

今回洗ったのは、SNSで大流行した“ポコポコ毛布”。おしゃれなデザインで、お持ちの方も多いかもしれません。

キレイに見える白い毛布

こちらの毛布は、スタッフの家族が冬の間ずっと使っていて、前回洗ったのは12月末。今回が、約3ヶ月ぶりの洗濯となります。

見た目は真っ白できれいに見えたのに……

毛布から出た汚れ

つけ置き洗いをすると、蓄積汚れがしっかりと出てきました。さらに、ニオイも気になります。
家族の3ヶ月分の寝汗から生まれた汚れ
なので、可視化すると破壊力抜群です。

なぜ毛布はこんなに汚れるの?

よく見ると毛布に汚れが…よく見ると毛布に汚れが…

毛布は、寝具の中でも身体に近いアイテムです。掛け布団の下に掛けて、直接肌に触れていることも多いですよね。

つまり、寝汗や皮脂をダイレクトに吸っているんです。そのため、見た目がきれいでも、繊維の奥には汚れが蓄積しています。

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しまう前に「つけ置き洗い」を

普段のお手入れなら、洗濯機で洗うだけでもOKです。でも、こんな場合はつけ置き洗いするのがおすすめです。

  • ニオイが気になる
  • 1ヶ月以上洗っていない
  • しまう前のスペシャルケア

つけ置き洗いは、洗濯機でもOK

毛布をつけ置き洗いするときは、40〜45℃のお湯にアルカリ性の粉末洗剤を溶かして、毛布を入れて30分放置します。その後、洗濯機の「毛布コース」で洗うだけ。蓄積した汚れもニオイもスッキリ落とせます。

お湯取りで簡単に温水洗浄

温水洗い機能がない洗濯機の場合、お風呂の浴槽やバケツにきれいなお湯を張り、給水すると温水でのつけ置きが簡単にできます。

※お風呂の残り湯には汚れが含まれるので使用を控えてください。

化繊の毛布には「柔軟剤」を

柔軟剤で静電気ケアを

ポコポコ毛布のような化繊のブランケットには、柔軟剤を使いましょう

理由は静電気の発生を抑えられるためです。柔軟剤には帯電防止効果があるので、静電気で引き寄せられるホコリや花粉の付着を減らせます。

干し方のコツ「蛇腹干し」

大物の毛布を洗濯すると、干すスペースが十分にない……という方も多いですよね。そこでおすすめしたいのが、蛇腹干しです。

蛇腹干し

スラックスハンガーで等間隔に挟んで、蛇腹状にして干します。布と布の間に空気の層ができるので、乾きが格段に早くなります。

大物を干すなら蛇腹干し

室内干しなら、下からサーキュレーターを当てるのがおすすめ。風が布の層の間を通り抜けて、室内でもしっかり乾きます。

しまう前のひと手間で来シーズンも気持ちよく

毛布は見た目がきれいでも、汚れやニオイが蓄積していることがあります。毛布をしまう前に一度、つけ置き洗いでリセットしておきましょう。来シーズン取り出したときに、気持ちよく使えますよ。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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