襟袖が汚れるのはなぜ?
黒ずみや黄ばみの原因は、肌に触れる部分についた「汗+皮脂汚れ」。特に襟や袖は、生地が固く、肌と擦れやすいため、汚れが繊維の奥に入り込みやすいのが特徴です。
しかもこの汚れは、水では落ちにくい“タンパク質+皮脂”の混合汚れ。そのため普段の洗濯はもちろん、ゴシゴシ擦ってもなかなか落ちず……、逆に繊維を傷めてしまうこともあるんです。
実験で比較したのはこの3つ
酸素系漂白剤(40℃のお湯)
「液体」と「粉末」があり、粉末の方がアルカリ性で高洗浄。汚れを分解するには、40℃前後のお湯を使うのが必須。しっかり溶かして使うのがポイントです。
ほとんど汚れが落ちましたが、まだ少し黒ずみが‥
→ほとんど汚れが落ちましたが、まだ少し黒ずみが……
酵素配合の「粉末洗剤」(40℃のお湯)
酵素がタンパク質汚れを分解し、アルカリ性成分が皮脂を浮かせるダブルの効果。繊維の奥の汚れまで“浮かせて”落とします。「酵素」や「酸素系漂白剤」が配合された洗剤を選ぶのがポイントです。
→擦らずにスッキリ! 一番白くなりました。
台所洗剤+漂白剤+スチームアイロンの裏技
身近なアイテムで試せる方法ですが、手順はやや複雑。酸素系漂白剤・台所用洗剤・水でペーストづくり→叩きながら塗布→スチームアイロン→洗濯……と段階が多いのが難点です。
手間はかかりますが、汚れは綺麗に落ちています
→手間と時間はかかるが、身近なものでしっかり落ちた印象
「漂白剤より落ちた?」粉末洗剤が最強だったワケ
漂白剤が“化学変化で汚れを分解”するのに対し、粉末洗剤は“繊維から汚れを浮かせて落とす”アプローチをします。
酵素がタンパク質汚れを分解し、アルカリ性成分が皮脂にアプローチ。40℃のお湯で洗剤に配合された「酵素」や「酸素系漂白剤」も活性化し、”擦らず、ほったらかし”でもしっかり落とせるのが強みです。
つけ置きの水からはこんなに汚れが!
夏には粉洗剤を1箱、持っておこう
夏は汗と皮脂汚れが増える季節。酵素入りのアルカリ性粉末洗剤が1つあると、黒ずみ・黄ばみ・ニオイ汚れにもすぐ対応できます。
汚れたYシャツ、あきらめる前にぜひ試してみてくださいね。
動画で詳しい手順も紹介しています!