「え?」思わず声が出る。じつは想像以上に汚れている「夏のリュック」の“正しい洗い方”

家のこと

2025.07.14

洗濯研究家の平島 利恵です。 夏の外出、リュックを下ろした瞬間に「あれ、背中、びっしょり……?」なんてこと、ありませんか?  背中から出た汗は、しっかりリュックに染み込み、蓄積します。そのまま放置していると嫌な臭いが漂うかもしれません。今回は蓄積した汚れの落とし方と、簡単にできる普段のお手入れ方法を解説します。

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夏のリュックは汗まみれ

夏のリュックは汗まみれ

リュックは背負うたびに肌に触れ、汗を吸うため、汚れが蓄積しやすいアイテム。
「こんなに汗を吸ったリュック、また明日も使って大丈夫?」そう心配になったことはありませんか?

6年間使ったリュックをつけ置き洗いしてみると……

実際、スタッフが6年もの間使ったリュックを洗ってみたところ……。
出てきたのは濁った汚れ。「こんなに!?」と思わず声が出るほどでした。

リュックをつけ置きした汚れ

リュックは洗える!まずは洗濯表示をチェック

洗濯表示をチェック

多くのリュックは、手洗いやデリケートコースでの水洗いが可能です。
ただし、必ず【洗濯表示】を確認しましょう。合皮・革など、水に弱い素材が含まれている場合はNG。部分的にでも使われていたら、クリーニング店で相談しましょう。

正しいリュックの洗い方

1. 40℃のお湯にアルカリ性粉末洗剤を溶かし、押し洗い

押し洗い

ぬるま湯に粉末洗剤をしっかり溶かしてからリュックを沈め、10回ほど上から押し洗いします。

2. そのまま30分〜1時間つけ置き

つけ置き洗い

浮いてしまう場合は、水を入れたペットボトルなどで軽く重しを。

3. ネットに入れて、洗濯機のデリケートコースで洗う

洗濯ネットに入れて洗う

もしくは、手洗いの場合は泡が出なくなるまでしっかりすすいで。

4. 逆さにして陰干し

干し方

ファスナーを開けた状態で、逆さに吊るしてしっかり乾かしましょう。
※天日干しは色褪せや生地劣化の原因になるため避けてください。

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日頃のお手入れに4つの習慣を

普段の習慣

  1. リュックが汗で湿った日は、“風通しのよい場所”で干す
  2. 撥水・防水スプレーで汚れを予防する
  3. 汚れがついたら、早めに水拭き
  4. 1年に1回は「本洗い」がおすすめ

頻繁に洗うと、生地の撥水効果が落ちたり、型崩れしてしまうこともあります。だからこそ、毎日のプチケア+年に1回の丸洗いで、長く清潔に使えるリュックに。

汗をかく季節こそ、背負うもののケアも大切に。背中にぴったり密着するリュックだからこそ、ニオイや汚れを蓄積させない工夫をぜひ取り入れてみてくださいね。

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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