気づけば槽の裏にびっしり。夏に増える「黒いカス」の正体と2種類のお手入れ術|洗濯のプロ解説

掃除・暮らし

2026.08.09

洗濯研究家・クリーニング師の平島利恵です。四児の母として日々の洗濯に向き合いながら、家庭で実践しやすい洗濯のコツをお伝えしています。洗い上がりの服に、黒いカスがペタッとついていることはありませんか? それ、洗濯槽の裏側からのSOSかもしれません。ここでは黒いカスの正体や、洗濯槽のお手入れ方法などをご紹介します。

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黒いカスの正体は、槽の裏に育ったカビ

洗濯槽の裏側は、普段見ることができない場所です。ここに、溶け残った洗剤や衣類から出た皮脂がたまり、黒カビが育っていきます。
そして、育ったカビがはがれると、黒いカスとなって服についてしまうんです。

なぜ夏に黒いカスが増えるの?

洗濯槽の汚れ

黒いカスの正体であるカビは、気温25〜30℃、湿度70%以上で活発に繁殖します。夏はまさにこの条件がそろう季節です。

しかも汗を吸った服が増え、洗濯回数も多くなりますよね。洗剤や皮脂がたまるスピードが上がるということは、カビにとってはごちそうが増えるようなもの。

こうした理由から夏はカビが繁殖し、黒いカスが出やすくなるんです。

汚れた槽で洗っても、きれいにならない

「最近、洗濯物のニオイが気になる」「洗剤を変えようかな……」。そう感じたときこそ、先に気にしてほしいのが洗濯槽の汚れです。

洗濯槽の黒カビ

こんなふうに、カビだらけの槽でいくら洗っても、服にカビや雑菌が移り、清潔な洗濯にはなりません。

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洗濯槽クリーナー、どっちを選ぶ?

市販の槽クリーナーには、塩素系酸素系があります。

洗濯槽クリーナー

塩素系は、カビを分解して溶かすタイプです。見えない汚れまで除菌できるので、何年も掃除していない場合やニオイが強いときにおすすめです。
ただし、刺激臭が発生するので使用中は必ず換気を。

酸素系は、カビを酸素の泡の力ではがして浮かせるタイプ。汚れが目に見えるので達成感があります。塩素のニオイが苦手な方にもおすすめです。
酸素系を使う場合は、浮き出た汚れをしっかりすくいとりましょう。

一度塩素系でリセットした後は、酸素系で月1回のメンテナンス、という使い方がおすすめです。縦型とドラム式では使えるクリーナーが違うことがあるので、パッケージを確認してくださいね。特にドラム式は酸素系が使えない場合があります。

カビを増やさない3つの習慣

槽をリセットしたら、あとは増やさないことが大切です。カビを増やさない3つの習慣を守りましょう。

黒カビを増やさない3つの習慣

  • 洗濯機をカゴ代わりにしない
  • 洗剤・柔軟剤は適量を守る
  • 使い終わったら洗濯機のふたを開けて中を乾かす

どれも今日からできることばかり。

服や洗剤を疑う前に、まずは槽に目を向けましょう。次のお休みに、洗濯槽の洗浄を試してみませんか?

▼動画で洗濯機のお手入れ方法を見る

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著者

平島利恵プロフィール

平島利恵

洗濯研究家

大学卒業後、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC 事業を展開。2013~2015 年NY 在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国。株式会社 Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド”Rinenna”を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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