沖縄のかき氷といえば、ぜんざいですが・・・
一般的にかき氷と聞くと、削られた氷に色鮮やかなシロップをかけたものを想像しますが、沖縄で愛されてきたかき氷はちょっと違います。「ぜんざい」と呼ばれるスイーツが沖縄県民の愛するかき氷。おそば屋さんでもあるくらい、ポピュラーな食べ物です。
もちろん、お正月に食べる温かくて焼き餅が入っているぜんざいとは別物。氷が削られているのは普通のかき氷と同じなのですが、特徴的なのは中に甘く煮た金時豆がたっぷり入っていること。食事の後にさらっと食べるのもいいし、デザートとして食べるのもいい。沖縄県民が長いこと食べてきたソウルフードなんです。
そんなぜんざいももちろん美味しいのですが、今回はぜんざいとは別路線で進化をとげている、沖縄のかき氷をご紹介しましょう。
人気パン屋が作る、夏限定のかき氷
浦添市にある港川外国人住宅は最近アツいスポットで、街歩きをしながらグルメもショッピングも楽しめるエリア。ここに大人気のパン屋「ippe coppe」があるのですが、夏限定でお庭にかき氷屋さんがオープン。
その名は「喫茶ニワトリ」。木陰もある素敵なお庭で、自家製シロップのぜいたくかき氷をいただけます。
シロップは季節のフルーツを使って手作りしているので、行くタイミングで味わえるかき氷も変わってきます。7月にはいちごミルクやパッションフルーツがありますが、他にもシークワーサーや黒糖など様々なフレーバーが登場!
喫茶ニワトリに来たら、大人気のパンも忘れずに
喫茶ニワトリは7月~9月くらいの夏限定ですが、ippe coppeのパンは年中食べることができます。食パンは人気なので売り切れることも多いとか。予約もできるので、確実に食べたい人はぜひ事前に電話してみてくださいね。
かき氷とパンをお庭の木陰でぱくり。お庭なので子連れでも気楽なのが嬉しいところです。
道の駅「おんなの駅」にあるフルーツたっぷりかき氷
恩納村の道の駅、「おんなの駅」に入っている琉冰(りゅうぴん)ではフルーツがゴロゴロ入ったボリューム満点のかき氷が楽しめます。夏場は行列ができるほどの人気ですが、マンゴーやパイナップルなど、沖縄フルーツがたっぷり入っていて、並ぶ価値はアリ。
とっても大きいので、3~4人家族で1つでもいいかも。夏場のマンゴーが旬の時期は、沖縄産マンゴーを使っているので、マンゴー好きは必食です!
東京から進出した和風かき氷
東京の三軒茶屋で人気の「かんな」が2017年5月に北谷のアメリカンビレッジ内にオープン。「かんな」と書かれたパステルのかわいいドラム缶が目印です。
ここは和風のフレーバーが豊富ですが、沖縄らしいといえば「紅芋牛乳」。クリーミーな紅芋とミルクのかき氷が見た目も味もなんとも沖縄らしい。まだオープンしたばかりなので、行くなら今がチャンスです。
アメリカンビレッジは他にも注目のグルメショップが入っているので、ぜひ立ち寄ってほしいエリア。
沖縄ではブルーシールのアイスクリームが定番ひんやりスイーツではありますが、特に暑い日はキーンと冷たいかき氷もおすすめ。テレビで紹介されていた5軒以外にも、おいしいかき氷を作ってくれるお店は点在しています。子どもともシェアしやすいかき氷、ドライブの途中のひんやりタイムに寄ってみてくださいね。
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