今回お話を聞いたのは馬渕先生！
東京医科大学医学部卒業後、マブチメディカルクリニックを開院。内科学・皮膚科学が専門であるが、院長を務めるかたわら大学で栄養学を教えることもあり、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進しています。
バストは乳腺と脂肪でできている！
ある程度の大きさがほしいけど、その前にバストの仕組みについて知っておく必要があります。脂肪は女子にとっての大敵と思われがちだけど、胸にだけならついてほしい！と思いませんか？そう、だって胸は主に乳腺と脂肪で構成されていて、なんとその比率は乳腺１：脂肪９だそうです。
「乳腺が、乳頭を頂上にする形で放射状に配置されています。その乳腺組織の周りに脂肪がついています。もともと女性は子どもを産んで育てるために、脂肪をたくさんつけて蓄える仕組みをもっています。乳腺の周りについている脂肪は乳腺を守る働きがあって、胸の大きさはこの乳腺脂肪体によって変わります。言い換えれば、乳腺がしっかり発達すればその周りに脂肪は集まるともいえます」と馬渕先生が教えてくれました。
そもそもバストアップクリームってどんな働きをするもの？
馬渕先生にお伺いしたところ「一般的に出回っている、いわゆる“バストアップクリーム”には、胸の脂肪を増やす成分や、女性ホルモンを活性化させる働きがあるとされている成分が含まれていると言われています」。
サプリメントなど内服タイプのものに比べ、胸だけに局所的に塗ることができ安心感がある反面、塗るだけで皮膚から内部への効果がどれくらいあるのかも考えてしまうのも。成分内容をしっかり確かめることも大切です。
外から2〜3割、内から6〜7割。バストアップクリームだけでは結果は出ない！
バストアップクリームだけでは、バストアップは出来ません。クリームを使ったマッサージなどの、外からのケアが2〜3割、食事やサプリメントでバストアップを促す内側からのケアが6〜7割というのが目安です。
「豊かなバストのためには、栄養バランスの取れた食事や質の良い睡眠をとり、心も身体も健やかでいることが大前提です。いくら頑張ってもなかなかバストアップしないという方は、もしかすると脂肪そのものが足りていないのかも……。極端な食事制限による無理なダイエットをしていては豊かなバストにはなれません。また、乳腺の発達や脂肪量は女性ホルモンの影響が大きいことも忘れていけません。バランスの良い女性ホルモンを保つための日常生活を心掛けることも大切です」。
そう言えば、成長が著しい中学〜高校の時期に、よく寝た子ほど胸が大きいというような話、聞いたことがある気がしませんか？バストアップクリームだけに頼っていては、効果は期待できないようですね。
まとめると、魅力的なバストを手に入れるためには、しっかりと睡眠をとり、質の良い脂質や、たんぱく質などの食事も増やして、かつバストアップクリームで外からのケアもプラスするというのが効果的のようです！ 次回は、どんな食事をとったらバストアップに繋がるのか、食べ物のことについてご紹介したいと思います！
文 / 竹腰 奈生
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