このカメラ覚えてる?
スマホで写真を連写して、アプリで加工して「一番いいもの」をデータで残して置ける現代。
でもアラフォー世代の青春時代はそんなもの、なかったですよね。
修学旅行や卒業旅行には、このカメラを何台も持って行ったものです……!なつかしい!
さぁ、このカメラの名前、わかりますか?
答え:インスタントカメラ「写ルンです」
ほんの少し前までは、写真はフィルムカメラでとるもので、そのカメラは、高価なもので学生にはちょっと手の届かないものでした。
そんなときに現れたのが「インスタントカメラ」! 簡易レンズとフィルムが内蔵された使い捨ての紙製の箱は、当時の女子高生のバッグの中には必ず入っていた、お守り的な存在だったのでは。
アラフォー世代の人なら、インスタントカメラを持った手をできるだけ遠くに伸ばして、友人と顔を寄せ合って写真を撮った思い出、ありませんか?
(自撮りすると高確率で顔が切れるんですよね……しかも顔が切れていることが分かるのは後日という悲劇!)
修学旅行や遠足、卒業式などの日には1人3台くらいずつ持ってたりして……
1台800円くらいのこのインスタントカメラ、写真を見るためには現像が必要です。当時は、撮った写真を現像するために、大体24枚どりで1,000円ぐらいかかっていたので、写真は手軽に撮るものではなく、とっておきのシーンを残すものだったように思います。
今ではスマホでプロ顔負けの写真がなんなくとれる時代になりました。おかげで美味しいご飯も美しい景色も、かわいい我が子の姿も撮り放題!
インスタントカメラを愛用していたころからは考えられない進歩です。
でも、あのころ、心霊写真やいやがらせの猥褻画像はお店の方で現像してくれなかった。それに焼き増しはあれど、「現物」や「フィルム」を処分してしまえばなくなるものでした。リベンジポルノなどの犯罪がある昨今からすると、写真トラブルに巻き込まれることが今よりかなり少なく、周りに守られていた気がしますね。