不登校中学生のわが子。「勉強の遅れが不安」だと思ったときに考えてほしい一番大切なこと

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 不登校中学生のわが子。「勉強の遅れが不安」だと思ったときに考えてほしい一番大切なこと

2021.12.20

こんにちは。 ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。 「不登校の子どもの遅れている勉強をなんとかせねば!」と悩むママは多いです。今回はそんなご相談にお答えしました。

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学校が勉強のサポートしてくれない

不登校の息子出典:stock.adobe.com

(不登校ママ A様)

中学生の子どもが完全不登校になり3ヶ月経ちました。
学校には行きたがらず、勉強についてもやる気はなく全くしていません。

学校からは、今は無理せず休ませて見守ろうと言われています。
勉強の遅れが気になるので、学校には補習などで助けてほしいのですが、学校側が何かしてくださる様子はなく困っています。

勉強の遅れが気になる

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まず、勉強について、

勉強についてもやる気はなく全くしていません。

勉強の遅れが気になるので、学校には補習などで助けてほしいのですが、学校側が何かしてくださる様子はなく困っています。

と書かれていますが、A様が学校に何か対応を求めるのは、お子さんに勉強をさせたい!という思いがあるのではないかと思います。
ですが、前提として、息子さんは勉強をやる気はありません。

勉強については、やる気になれば一人でいくらでも勉強できます。

教科書を開いて一から読み直してみるなり、YouTubeの動画授業を探したり、本屋さんにいけば参考書や問題集が売っており、どんな方法でも勉強することは可能です。

勉強出典:stock.adobe.com

私は不登校ママとよくお話しますが、意欲が出てきてきた子の行動力については皆さんおっしゃっています。

  • 学校や塾など、周りから勉強するように散々促してもらっても全く勉強しなかったのに、意欲がわいてきて、いざ、やる!と本人が決めたら、どんどん自力で勉強しだした。
  • 塾に行きたいと言ってきた。
  • 学校の授業プリントが欲しいと子ども自ら先生に連絡した。

このような話は本当によく聞きますし、うちの息子もそうでした。

勉強する!と決めたら、自分で意欲的に取り組み、YouTubeで授業動画や参考書で一人で勉強をしていました。そして、理解できないことについては、さらに遡って小学生で学習した単元の復習から取り組んだりもしていました。

そんな息子を見て、これこそが勉強だなあと私も実感したことを覚えています。
子どもはエネルギーがたまって意欲が湧いてくると、そんな風にしてどんどん行動していきます。

学校のサポート

勉強出典:stock.adobe.com

そして、学校について、

学校からは、今は無理せず休ませて見守ろうと言われています。

勉強の遅れが気になるので、学校には補習などで助けてほしいのですが、学校側が何かしてくださる様子はなく困っています。

ということですが、

学校側は、今はまだお子さんの心をしっかり休める時で、補習などの学習をサポートする段階ではないと判断されたのかもしれません。
ですが、勉強について、本人の意欲とやる気が伴っていると、先生も進んでサポートしてくださるのではないかと思います。

大切なこと

子どもが不登校になったら、ママは焦ります。

勉強の遅れはどうしよう。
学校もしっかりサポートしてほしい!

このような悩みは、また学校に復帰することを考えても気にしてしまうのは当たり前のことです。

ですが、周りからいくら働きかけても、補習のスケジューリングをしても、肝心の子どもが勉強への意欲ややる気を持っていないと意味がありません。

そのためにも、まずはしっかり休ませること。これが大切です。

休む出典:stock.adobe.com

心が元気になると、意欲ややる気が勝手に湧いてくるので、そうなってからサポートしてあげてください。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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