不登校の息子が心を開いたのは言葉を話さない“愛犬”だった。

家族・人間関係

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2022.01.04

こんにちは。 ママのためのオンラインサロン&スクールを運営している心理カウンセラーのrikaです。 今回は、子どもの不登校を経験しましたが、その時に心からペットを飼っていてよかった!と思う瞬間がありました。子育てで悩む多くのママから同様のお話を伺うことがあります。

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ペットから得るもの

我が家ではワンコ(トイプードル♀11歳)を飼っています。

ペットは可愛いのはもちろんですが、お世話を通して子どもの責任感や慈しむ心が育つということはよく言われています。
ですが、そんなことより100倍ありがたい想像していなかった恩恵がありました。

ペットがいる生活

トイプードル出典:stock.adobe.com

うちにワンコが来てくれたのは11年前。

私も夫も動物好きですが、お世話もしつけも大変そうだし、お出かけもできなくなるし……、ということで、最初は飼うことを迷っていました。

ですが、当時まだ幼かった子どもたちが、ワンコのお世話を通して責任感や優しさや慈しむ心が育てばいいなあと思い、ペットショップで一目惚れした小さなトイプードルを我が家に迎えました。

子どもたちもお世話をしてくれるし、何よりワンコはとっても可愛い!
ワンコがいる生活を送りながら、本当に飼ってよかったと心から思っていました。

ある日、息子が不登校に

不登校出典:stock.adobe.com

ワンコを飼い始めて数年経った頃、中学生の息子が不登校になりました。
不登校になった息子は、家族と一切口を聞かなくなり、心を閉ざして完全なひきこもりに。

家族に会いたくないからか、家族が寝静まった深夜にこっそり降りてきて、ご飯を食べたりお風呂に入ったりしているようでした。
家族の誰とも顔を合わさず、口を聞かない。

夜中に息子が階段をおりる足音が聞こえると、私も偶然を装い、たまたまトイレに起きたふりをしてリビングに行くこともありました。それくらい、私は息子の会話はなくなっていました。

しかし夜中のリビングでは……

トイプードル出典:stock.adobe.com

ある日私がリビングで見たのは、誰ともコミニュケーションを取らなくなった息子がワンコに話しかけていて、そんな息子をワンコがペロペロ舐めながら戯れ(じゃれ)あっている光景でした。

私は心底ホッとしました。そして、またそっと2階に戻りました。

心がつらく寂しく過ごしている息子に寄り添っているワンコ。
その時の私たちにはできない心のケアをしてくれているように感じ、本当に我が家に来てくれてありがとうという気持ちでいっぱいになったのでした。

ペットはどんな存在か

トイプードル出典:stock.adobe.com

私は、ペットとは「可愛がってあげる存在」「お世話してあげる存在」と思っていました。

ですが、うちの場合は、息子の話し相手にもなってくれていたし、私も子どものことでつらくてどうしようもない時にワンコを抱きしめながら1人で泣いたこともありました。

物理的なお世話はもちろんしていますが、心の支えやケア、安らぎ、癒やしという面では、家族みんながワンコにお世話になっていると言えます。
これは、飼う前には1ミリも想像していなかったことで、責任感や慈しむ心が育まれるということよりも100倍素晴らしい恩恵でした。

私はママのためのオンラインサロンやスクールを運営していますが(在籍数250名超)、我が家と同じような経験をされたママは、ペットを飼って本当によかったと皆さんおっしゃっています。

「ワンコがいなかったら、あの子はリビングに来ることがなかったかも」とおっしゃってるママも多いです。

私も、ワンコが我が家に来てくれてよかったと心から思っています。
 

ペットショップだけでなく、保護施設でお迎えすることもできますので「里親」の選択肢も考えてみると良いかもしれません。

また犬猫は長い子で20年ほど生きることがあります。途中で病気をしてお金がかかったり、介護が必要でお世話が大変になったりするかもしれません。
お迎えを決めるときはこれらを踏まえた上で、家族の一員として最期まで大切にしてあげてくださいね。

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著者

rika

rika

子育て・夫婦関係など、自分自身の毎日をハッピーにするための処方箋をさまざまなテーマで発信 ●Amebaオフィシャルブロガー ●NHKカルチャー講師 ●著書「子どもが不登校になったら読む本ーすべて解決できる"笑顔の処方箋"」第6刷増刷 ●ハッピーママサロン「rika's cafe」主宰。ママのためのオンラインサロン運営・講座・セッションなどを開催し、5年で3,000名が受講 ●心理カウンセラー

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